バラエティ番組のMCや実業家として活躍するタレント、ヒロミさん。
元アイドルの妻・松本伊代さんとのオシドリ夫婦ぶりも素敵ですよね。
そんなヒロミさんは、2024年現在は芸歴38年。
若い頃は、ずいぶんとヤンチャだった時代もありました。
トーク番組「おしゃれクリップ」では、その当時のエピソードが語られていますが・・・。
そういえばヒロミさんは、過去に芸能界から干されていた時期があります。
ちなみにヒロミさんが「消えた」期間は、約10年ほど。
直前まで抱えていた複数のレギュラー番組は、全て終了しています。
忽然と姿を消したヒロミさんに、いったい何があったのでしょう。
今回は、ヒロミさんが干された４つの理由、現在復帰するときの秘話エピソードをまとめました。
ヒロミさんが「10年間消えた理由」、そこに実は切ないエピソードがあったのをご存知ですか。
ヒロミが干された理由・抹殺された4つの事情とは？ウワサも検証！
ヒロミさんは、90年代にお笑いタレントとして大ブレイク。
1993年にはアイドルだった松本伊代さんと結婚し、最盛期には12本ものレギュラー番組を抱えていました。
ですが2000年代に入ると、次々に出演番組が終了。
そのまま2004年頃には、ヒロミさんはパタリと姿を消してしまったのです。
ヒロミさんは、なぜテレビ・芸能界から消えたのか。
ウワサやご本人の証言から、「干された事情・理由」４つを見てみましょう。
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【ヒロミが干された・抹殺された理由①】堺正章（マチャアキ）を怒らせた？真相は？
堺正章がヒロミに激怒した番組は「発掘！あるある大事典」？
ヒロミさんが「干された理由」として、最も有名な説がこちらでしょう。
ヒロミさんと堺正章さんの軋轢のきっかけとされたのは、人気バラエティ番組「発掘！あるある大事典」。
ここでは1996～2004年まで、ダブルMCとして共演しています。
ちなみに当時のヒロミさんは、人気があるとはいえ若手タレントのひとり。
一方で堺正章さんは、親子ほども年上の大先輩。
しかも10代から活躍し、芸歴にも雲泥の差があったのです。
（その頃から、堺正章さんは「巨匠」と呼ばれていました。いろんな意味で…）
そんな巨匠・堺正章さんに対し、ヒロミさんは
おい、マチャアキ！
と、呼び捨てにタメ口・・・。
これに堺正章さんが激怒した結果、ヒロミさんが干されたというわけです。
あら、まあ。
ただ、この話には後日談があります。
堺正章を怒らせた説はデマ！それどころか・・・
「堺正章を怒らせてヒロミは干された説」
実はこれはデマだと、当事者の二人は強く否定しています。
―――堺正章さんに失礼な態度を取って“干された”みたいなウワサを聞くこともありましたが…
ヒロミ： それ、ホント面白いよね（笑）。面白がって否定しなかったらけっこう広まっちゃったんだけど。
失礼も何も、おれは堺センセイにもずっとタメ口だったし、先輩にも「おじさん（ビートたけし）」「おい、森田（タモリ）」なんて呼んでたからね。
それでいい関係ができてるから大丈夫なんだよ。
出典:「新R２５」（2019.1.14「ヒロミへインタビュー：実はオレ、生き急いでたんだよね」）
インタビューで、笑ってウワサを否定するヒロミさん。
一方で堺正章さんも、自身の出演番組でこう話していますね。
ヒロミのことね。
「ご想像にお任せします」って冗談で言っていたら、広まってしまったんです。
出典：「歌のゴールデンヒットSP」（2020.2.10放送回で堺正章の発言より）
なんだー。
不仲説は、デマでしたか。
そして芸能界に復帰後にも、ヒロミさんと堺正章さんは何度も共演。
「堺正章がヒロミを干した説」は、二人の間で笑い話となっています。
そんなヒロミさんと堺正章さん。
二人にはもうひとつ、興味深いエピソードがあるのをご存知ですか。
芸能界を干されたと感じたとき、実はヒロミさんはニューヨーク留学を考えたそう。
ああ、これは芸能人の「生き返り」パターンの定番ですよね。
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ヒロミさんは周囲に相談したところ、みんなは賛成意見ばかり。
そんな中で唯一反対したのは、堺正章さんだったのでした。
ダメだよ、逃げちゃ！
いまから大学なんか行って、どうするんだよ。
ヒロミ逃げるな！
このエピソードは、2017年放送の番組「行列のできる法律相談所」でヒロミさんが明かしたもの。
堺正章さんの言葉で、ヒロミさんは我に返ったそう。
おしゃれなことをやるんじゃなくて、自分のやりたいことをやろう。
ニューヨーク行きではなく、実業家になる道を選んだヒロミさん。
それが成功し、結果として現在につながっているわけです。
堺正章さんは、「干した張本人」ではなく、ヒロミさんの恩人だったのでした。
【ヒロミが干された・抹殺された理由②】スタッフと揉めたから
ヒロミさんが芸能界から消えたきっかけは、スタッフと揉めたから。
これはご本人自身がインタビューなどで明かしています。
例えば、堺正章さんとの軋轢がウワサされていた番組「発掘！あるある大事典」もそのひとつ。
ディレクターと何度か対立し、
だったら俺、やめてもいいよ
そう言ったところ、番組MCを降板することになったのだとか。
（番組自体は、「発掘！あるある大事典Ⅱ」としてその後リニューアル）
ちなみにこれは氷山の一角で、他のレギュラー番組でもスタッフと何度も揉めたそう。
当時についてヒロミさんは、「オレ、天狗だったと今なら思うよね」と語っています。
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【ヒロミが干された・抹殺された理由③】後輩へパワハラして共演NGを出された
デビュー直後から売れっ子になり、先輩へのタメ口やヤンチャな芸風がウケていたヒロミさん。
それは後輩へも向けられ、時にパワハラ状態だったこともあるそう。
これに耐えられず、共演NGを出していた後輩芸人と言えば、「さまぁ～ず」の三村マサカズさんが有名です。
【にこにこ温和な三村マサカズさん】
三村マサカズさんによると、ヒロミさんのパワハラがあったのは2000年頃の話。
ヒロミさんが芸能界から消える以前のエピソードですね。
当時、バラエティ番組での共演が多かった二人。
三村マサカズさんは、「（ヒロミさんの）ツッコミはキツイ」と感じていたそう。
それが積み重なっていたある日、決定的な事件が起きます。
やはりバラエティ番組で、エジプトにロケに行った時のこと。
現地のゲテモノ料理を食べる企画に挑戦した三村マサカズさん。
それを見たヒロミさんから、
リアクション面白くないよ。
ヘタだな～
と、強烈なダメだしをされてしまいます。
さらには他のリアクション芸人と比較し、
(上島)竜ちゃんと出川(哲朗)にオファーしたのに何でお前来たの?
と、ヒロミさんは言い放ったのだとか。
うーん、これは全否定されたと感じても不思議ではないか・・・な。
その頃の「さまぁ～ず（三村マサカズ）」は、まだ改名前の「バカルディ」だったはず。
今ほど確固たる地位にはなく、売れかけという時期でした。
帰国した三村マサカズさんは、妻に話を聞いてもらう中で、悔しくて悲しくて大号泣してしまったそう。
「笑いも、暮らしも、幸せ具合も、全部あの人を超えてやる」
そんな思いから、三村マサカズさんは「ヒロミと共演NG」を選択したのでした。
あら、まあ。
三村マサカズさんがこのエピソードを明かしたのは、2015年放送の番組「ロンドンハーツ」でのこと。
芸人が二人、「サシで飲んだら本音が聞ける？」という企画でした。
そのとき三村マサカズさんと「サシで」飲んでいたのは、芸人の千原ジュニアさん。
気を利かせてヒロミさんに電話したところ、なんと途中から参加するという展開に！
マジかよ！
少し身構えた三村マサカズさん。
ですがヒロミさん本人にも、「あのとき辛かった」気持ちを改めて伝えたのです。
それを聞いたヒロミさんは、反論したり言い訳することなく、こう言いました。
申し訳ない
俺のやり方はちょっと違ったんだろうなとか、今ならわかる
VTRの最後には、握手をした二人。
ヒロミさんは、「いつか・・・また番組をやろうな」と声をかけ、三村マサカズさんもうなづいていたのでした。
その後、ヒロミさんと三村マサカズさんは、本当に仲直りしたそう。
何度か番組共演をしている他、こんなプライベート画像も・・・。
これは木梨憲武さんが、2019年にインスタグラムに投稿したもの。
ラジオイベント「木梨の会。チャリティーフェスタボー」の打ち上げの様子ですね。
三村マサカズさんとは、仲直りができたヒロミさん。
ですが、他にも共演NGを出していた後輩芸人がいたら・・・。
後輩芸人からの反発も、ヒロミさんの「消えた・干された理由」のひとつだったようですね。
【ヒロミが干された・消えた理由④】芸風が時代と合わなくなってきた
現在では、愛妻家で面倒見の良いイメージのあるヒロミさん。
忖度しない発言が話題になりますが、それは「愛を感じる毒舌」と評されることも多いです。
ただ若い頃、「消える・干される」前のヒロミさんは、ちょっと違いました。
年上にタメ口・ヤンチャ・元ヤンキー、少々暴力的で怖い・・・。
そんなイメージが強かったのです。
実際、番組スタッフとも衝突していましたよね。
レギュラー番組が次々と終了し、出演機会が少なくなっていった頃について、ヒロミさん自身はこう語っています。
空気の変化を感じたのは40歳を迎える直前のこと。
プロデューサーやディレクターから「ヒロミさん、もうちょっと丸くなれない？」と言われることが増えていった。
僕は世間から、スポンサーから、「タレント・ヒロミ」が求められなくなっていることを強く感じた。
出典:東洋経済「ヒロミ｢40歳で小休止した僕が見つけた境地｣2019.2.3
あら、まあ。
若手芸人が大物にかみつく姿は笑いになります。
でもその逆はどうでしょう。
大物・売れっ子芸人が若手芸人へキツイ扱いをしていたら、それはパワハラになるもの。
「消えた・干された」頃のヒロミさんは、ちょうど40代の時期。
既に売れっ子タレントであり、年齢的にも若手ではありません。
ヒロミさん自身が感じたように、
それまでの芸風が時代に合わなくなった
これは事実かもしれませんね。
ヒロミが「消えた」本当の理由が切ない（干された事情）
スタッフとの軋轢や後輩芸人からの共演NG、「ヤンチャイメージ」が求められなくなったこと。
いろいろ事情があったものの、ヒロミさんが消えた「本当の理由」は別にありました。
それは、放送作家だった吉野晃章さん（享年42歳）が急死したこと。
彼はヒロミさんの親友であり、仕事上のパートナーでもありました。
二人が出会ったのは、ヒロミさんがデビューした当時のこと。
それ以来いっしょに番組を作り、一番近くでヒロミさんを見てきた存在です。
ひとつずつ番組が終了し、存在を否定されているように感じたこともあったヒロミさん。
でも仕事を続けていたのは、この親友が常に味方でいてくれたからだったそうです。
ところが2003年、吉野晃章さんが白血病を発症。
ですが吉野晃章さんの心配は、いつもヒロミさんのこと。
みるみる悪化する病状の中でも、ヒロミさんのためにネタを準備していたのだとか。
「早く治して、ヒロミを助けなきゃ」
それが吉野晃章さんの口ぐせで、骨髄移植も受けたのですが、間に合いませんでした。
こうやって、人ひとり友達が亡くなっているのを見て、死ぬほど泣いた。
本当に泣いた。
出典：「中居正広のキンスマ」（2017.4.7放送回でのヒロミの発言より）
2017年放送の番組「中居正広のキンスマ」に出演し、初めて親友の死について語ったヒロミさん。
吉野晃章さんは、デビューのときからずっと味方だった唯一の存在。
その彼を失ったショックは、あまりにも大きいものでした。
いなくなった後は、気が抜けちゃったような…。
これから誰とやるんだ？
全く考えられなく、自分でもどうしようもなかった。
出典：「中居正広のキンスマ」（2017.4.7放送回でのヒロミの発言より）
テレビの世界で生き残ろうとあがく気持ちも消え、そのうちに出演番組は全て終了。
ヒロミさんは、芸能界から消えたのでした。
ヒロミが芸能界に復帰した秘話とは？妻・松本伊代の策略があった！
親友の死をきっかけに、2004年前後から芸能界からフェードアウトしていったヒロミさん。
その後10年ほどの間、テレビ出演はほとんどなく「消えた芸能人」の状態でした。
ですが一方では、トレーニングジムなどを経営し、実業家として大成功。
復帰後の2014年に出演したバラエティ番組で、
「ヒロミさんの年収は2億1200万円以上ですよね？」
そう聞かれたときに、ヒロミさんは否定しませんでした。
経済的には問題なく、そのまま好きに生きていくこともできたでしょうに、ねえ。
ところがヒロミさんは、10年近い休業を経て、2012年に妻の松本伊代さんとバラエティ番組で共演。
その後はあれよあれよと出演番組が増え、2014年には170本を超えたのです。
なぜ、「自分は求められていない」と感じた芸能界に復帰したのか。
ヒロミさんによると、きっかけは松本伊代さんのひとことだったそう。
2016年2月に出演したイベントで、エピソードを明かしています。
自宅でテレビを見ながら文句ばかり言っていたら、「文句あるならテレビに出て発言すればいいのに」ってママに勧められて
そんなやり取りをしていたタイミングで、なんとテレビ番組のオファーが！
それが2012年に夫婦共演したバラエティ番組ですね。
たまたま舞い込んだ出演オファーが、風向きをガラッと変えた気がする
再ブレイク直後の2015年頃までそう語っていたヒロミさん。
ですが実は、この話には後日談があります。
実は・・・、全て妻の松本伊代さんの策略だったのだとか！
えー（ウソでしょ）。
それでは2016年3月放送の番組「他叙伝」で、松本伊代さんが明かした「暗躍の全貌」を紹介しましょう。
芸能界からヒロミさんが姿を消した時、松本伊代さんは複雑な気持ちだったそう。
忙しくて不在がちだったヒロミさんが家にいるのはうれしい。
でも、やっぱりヒロミさんは芸能界が向いていると思うんだけどな・・・。
芸能界から「消えた」2004年頃は、テレビの話をしても、ヒロミさんは無言。
ところがそれから7年経つと、ヒロミさんの様子が徐々に変化します。
テレビを見ながら、ツッコむことが増えたのだとか。
松本伊代さんが「じゃあ、テレビで言えば？」と聞くと、
俺が出たいからといって出られるわけじゃない。
わかるでしょ?
ヒロミさんはそう答えるようになったのです。
「ヒロミさんは、テレビに復帰したがっている！」
うれしくなった松本伊代さんは、すぐに行動を始めます。
とにかく手当たり次第、自分と関わったテレビ関係者に声をかけ、ヒロミさんを売り込んだのです。
わお！
それからしばらくして、バラエティ番組での夫婦共演が実現。
その後はあっという間に、全盛期を超える売れっ子へと再ブレイクしました。
ヒロミさんの芸能界復帰は、策士・松本伊代さんの暗躍秘話が背景にあったようですね。
【おしゃれクリップ】ヒロミが干された理由と10年間「消えた理由」が切ない！現在復帰の秘話も
【ヒロミのプロフィール】
- 名前： ヒロミ
- 本名： 小園 浩己（こぞの ひろみ）
- 生年月日： 1965年2月13日（2024年現在は59歳）
- 出身： 東京都八王子市
- 職業： お笑いタレント・実業家
- 活動歴： 1986年～（2004～2012・2013年は活動休止）
1986年、21歳の時にコントグループ「B21スペシャル」でデビューし、すぐに売れっ子になったヒロミさん。
2024年には芸歴38年を迎えますが、その間には10年ほどの「消えた・干された」期間がありました。
- 堺正章さんがヒロミさんを干した説はデマ
- ヒロミさんがテレビから干されたきっかけは、スタッフや後輩芸人との軋轢や時代の変化
- ヒロミさんが芸能界から消えた本当の理由は、親友が白血病で急死したこと
- ヒロミさんが復帰した背景には妻・松本伊代さんの暗躍があった・・・
トーク番組「おしゃれクリップ」に出演したヒロミさん。
テレビから消える直前の若い頃や、干されている期間の出来事など、山あり谷ありのエピソードが語られました。
そして現在は、テレビ番組のMCだけでなく、ヒロミさんはYouTubeにも進出。
今後の活躍からも目が離せませんね。
