2024年現在は、79歳になるタレントの松島トモ子(まつしまともこ)さん。
若い頃から子役として活躍し、その後の波乱万丈な人生をご存知ですか。
2022年2月18日放送のトーク番組「徹子の部屋」に出演。
自宅介護の末に看取ったお母さんの思い出を語っていますが・・・。
いやいや、本当に興味深いのは、松島トモ子さんの人生そのものでしょう。
松島トモ子さんといえば、戦後すぐに子役として大活躍。
まだまだ日本が貧しい時代に、高校生でニューヨーク留学もしています。
帰国後は海外レポーターとして世界を飛び回り、若い頃には、ライオンやヒョウに噛まれたことも!
そんな松島トモ子さん。
子役に麦茶CM、ライオン事件など、若い頃の画像をまとめました。
また、大物芸能人に結婚を申し込まれた過去に、お母さんのこと、2024年現在の松島トモ子さんについても紹介します。
【画像】松島トモ子の若い頃が見たい!
【画像:松島トモ子の若い頃①】国民的な人気子役からグラビア時代
松島トモ子さんが生まれたのは、中国の満州。
まさに終戦の年で、生後10か月で母と一緒に日本へ引き揚げてきました。
元々お母さんの実家は裕福で、松島トモ子さんは、小さい頃からバレエを習い始めたそう。
バレエの発表会に出演したところ、それがニュース映画「小さな豆バレリーナ」のワンシーンとして上映されました。
【画像:若い頃の松島トモ子(3歳)】
これがきっかけで、映画監督にスカウトされた松島トモ子さん。
終戦後して間もなくで、女優や子役も不足していた時代です。
すぐに大人気となり、高校生頃までに80本以上もの映画に出演。
【画像:若い頃の松島トモ子】
テレビ局が開局し、ドラマの創成期を支えたほか、歌手としてもデビュー。
さらには人気雑誌のモデルなど、当時の芸能界を代表する子役タレントとなります。
【画像:若い頃の松島トモ子】
当時の人気雑誌「少女」では、表紙グラビアを10年ほど担当。
日本中で、松島トモ子さんを知らない人はいないと言われたほどだったのです。
【画像:松島トモ子の若い頃②】麦茶CMにミュージカル女優へ
4歳から、芸能活動を始めた松島トモ子さん。
歌やお芝居は楽しかったものの、その忙しい生活にだんだん疲れてしまったそう。
高校時代に英語が好きだったこともあり、猛勉強の末に学生ビザを取得。
松島トモ子さんは19歳の時に、単身ニューヨークへ留学しています。
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渡米したとき松島トモ子さんは、芸能界には戻らない覚悟だったそう。
ですが紆余曲折あり、2年半年ほどで帰国。
改めて、ミュージカル女優として芸能活動を再開したのです。
そんな若い頃の松島トモ子さんの画像がこちら。
【画像:若い頃の松島トモ子】
また、歌手としてもレコードを発売。
CMやドラマの挿入歌として起用されるなど、人気はすぐに戻ったのですが・・・。
【画像:若い頃の松島トモ子】
でも松島トモ子さんには、こんな葛藤があったのだとか。
過去のインタビューで、若い頃の心境をこう語っています。
頭の中はすっかりアメリカナイズされていて、(中略)自分は何でもできるような気持ちになっていたんですね。
仕事のオファーはたくさんありましたが、成長した自分を求めてくれるのではなく、どれも「元のかわいいトモ子チャン」を望んでいらっしゃるように思えて。
(中略)頭が生意気になっていましたから、反発してしまったんです。
出典:Wendy-Net(2013年11月号)
あら、まあ。
【画像:若い頃の松島トモ子】
一時は有名な劇団に所属した時期もありましたが、なかなかヒット作に恵まれず。
一方で、英語ができるタレント・司会者としてのオファーが増加しました。
そして、松島トモ子さんの代名詞となった「麦茶のCM」も・・・。
【画像:若い頃の松島トモ子】
芸能界での方向性を悩んでいるうちに、松島トモ子さんがたどり着いたのは、「海外レポーター」だったのです。
そして、あの「ライオン・ヒョウに噛まれた」事件に巡り合うのでした。
【画像:松島トモ子の若い頃③】ライオンに嚙まれる!なぜ?
松島トモ子さんに降りかかった大事件といえば、これ。
これは1986年に、テレビ番組の海外リポーターとして、松島トモ子さんがケニア(アフリカ)を訪れた時のこと。
当時、40歳のときの出来事です。
【画像:ライオン・ヒョウに噛まれた松島トモ子】
ちなみにそれは、「群れのライオンたちと触れ合う」というロケでした。
そのライオンたちは、人間に餌付けされているはずだったのですが・・・。
案内役が目を離したすきに、母ライオンに襲われた松島トモ子さん。
10メートルほど引きずられ、首や太ももに全治10日の大ケガを負ってしまいます。
あら、まあ。
でも、本当の悲劇はそれからだったのです。
松島トモ子さんは入院予定を切り上げ、3日で仕事を再開。
番組のロケで、今度は別の動物保護区を訪れています。
ここでの目的は、「人間に慣れた」メスのヒョウ。
保護区のスタッフが飼い主となり、そのヒョウがとても懐いている・・・とされていました。
そのスタッフと連れ立って、施設を訪れた松島トモ子さん。
施設のすぐ近くで、「懐いているはず」のヒョウに襲われてしまったのです。
(スタッフと仲良くしている松島トモ子さんを見て、ヒョウが嫉妬したという説もあります)
【画像:ライオン・ヒョウに噛まれた松島トモ子】
ヒョウに首に噛みつかれ、しかも持ち上げられた松島トモ子さん。
骨がガリガリと齧られる音が聞こえ、「死んだ」と思ったそう。
そのとき松島トモ子さんが負ったケガは、第四頸椎棘突起及び椎弓粉砕骨折。
頸椎の4番目がかじられ、バラバラになった状態だったのです。
主治医の話では、ヒョウがあと1ミリ深く咬んでいたら、全身麻痺を起こしていたのだとか。
ここまでのケガで、目立った後遺症がないのは、医学的にも奇跡的なことだったのです。
10日間ほどの間に、ライオンに襲われ、ヒョウに噛まれた松島トモ子さん。
緊急帰国したとき、首にコルセットを装着したまま、成田空港で語った言葉はこうです。
「それでも、動物が好き」
わお!
その言葉はテレビで何度も取り上げられ、大きな話題になったのでした。
松島トモ子は結婚してる?プロポーズしたのは誰?
【画像:若い頃の松島トモ子】
幼い頃から子役としてデビューし、その後も芸能界で活躍してきた松島トモ子さん。
目がぱっちりとした美人ですが、意外にも熱愛報道されたことはほとんどありません。
ですが、かつては結婚寸前だった交際相手(彼氏)もいたそう。
2019年5月放送のバラエティ番組「爆報!THEフライデー」に出演した際、松島トモ子さんはこう語っています。
名前は言えないけれど、誰もが知る大物芸能人と結婚の話があった
プロポーズもされたけど、踏み切れなかった
母と二人、芸能界を生き抜いてきたから・・・
恐らく、松島トモ子さんの彼氏だった男性は、現在は既婚者なのでしょう。
番組スタッフから繰り返し質問されても、松島トモ子さんは名前を明かしませんでした。
そして2024年現在も、独身を貫いている松島トモ子さん。
その凛とした姿は、それはそれでとっても魅力的ですね。
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父はいないけれど、祖父母・母に愛された子供時代
松島トモ子さんのお父さんは、新婚半年で出征。
そのまま帰らぬ人となったので、父の顔を知らぬままだそう。
その代わり、母方の祖父母や母と共に幼少期から暮らした松島トモ子さん。
東京都目黒区にある実家は、お母さんが子供の頃から住む土地です。
ちなみに松島トモ子さんは、20代前半に自宅を新築。
入居直前に火事で全焼するという悲劇も乗り越え、長年お母さんと二人暮らしを続けてきました。
(祖母は、松島トモ子さんが21歳頃に亡くなっています)
【画像:若い頃の松島トモ子と母】
松島トモ子さんのお母さんは、戦前からのお嬢様。
父(松島トモ子さんの祖父)が商社マンで海外赴任しており、娘時代は香港で、英国系の学校に通学。
当地のペニンシュラホテルで、社交界デビューもしたのだとか。
でも、松島トモ子さんが芸能界で活躍するようになると、今度は完全に裏方へ。
敏腕マネージャーとして、ずっと支えてくれた存在だったそうです。
そんな松島トモ子さんの母は、90代になってもとってもオシャレ。
スーツ姿にハイヒールで出かける人でしたが、90代後半に認知症を発症しています。
そこからは、松島トモ子さんにとって試練の日々でした。
認知症の母を介護し、激やせ・パニック障害となった松島トモ子
松島トモ子さんの母が発症した認知症は、幻視や暴力症状もあるタイプ。
さらに昼夜を問わず外出しようとしたり、操作ができなくなっても、コンロで料理をしようとしたり・・・。
介護拒否も激しく、松島トモ子さんには心労が蓄積。
松島トモ子さん自身が体重30キロ台まで激やせし(身長は155センチ)、パニック障害を発症しています。
【画像:自宅介護をやり遂げた松島トモ子】
それでもなんとか、在宅介護を続けた松島トモ子さん。
そして2021年10月に、お母さんは100歳で永眠したのでした。
今、さみしくてしょうがない・・・。
2022年2月に出演した「徹子の部屋」では、松島トモ子さんはそんな心情を語っています。
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松島トモ子の2024年現在は?
子役として一世風靡し、若い頃にはニューヨーク留学。
海外レポーターとして活躍したときは、ライオン・ヒョウに噛まれた松島トモ子さん。
現在では、芸能活動や日常の様子をブログで更新しています。
その公式ブログの題名は、「ライオンの餌(えさ)」。
え。
あら、まあ。
(これは、笑っていい話・・・?)
ライオンとヒョウに噛まれた後、松島トモ子さんの入院は、かなり長いものでした。
そして自分でも笑って話せるようになったのは、事件の20年後のことだそう。
それでも、動物が好き
帰国後の発言が話題になりましたが、実際の心の傷は、決して軽くはなかったのでしょうね。
そんな大事件を乗り越え、現在でも松島トモ子さんは、毎年コンサートを開催。
2021年はコロナ禍で中止となりましたが、2022年度は6月に予定されています。
さらには、1998年から始めた「車いすダンス」も!
なんと松島トモ子さんは、車いすダンスの世界選手権に出場経験もあるそう。
車いすダンスの普及を目指し、パラリンピックでの正式種目化を提言しているのです。
そういえば、松島トモ子さんが女優・子役デビューしたきっかけも、「バレエ(ダンス)」を習っていたこと。
歌手(コンサート)にダンス(車いすダンス)、まだまだ松島トモ子さんの活躍は続きますね。
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【松島トモ子のプロフィール】
- 名前: 松島 トモ子(まつしまともこ)
- 本名: 松島 奉子(まつしまともこ)
- 生年月日: 1945年7月10日(2024年現在は79歳へ)
- 出身: 満州国奉天生まれ、東京都目黒区で育つ
- 身長: 155センチ
同世代の大山のぶ代は、2024現在も生きてるが夫の死を忘れた?最後の仕事中も認知症だった!
最近はあまりテレビで見かけることの少なくなった松島トモ子さん。
またパワフルな姿で登場してほしいものです。