2021年3月27日の「マツコ会議」に、音楽ユニットYOASOBI(ヨアソビ)の二人が出演します。
YOASOBIと言えば、2020年にデビュー曲の「夜に駆ける」が大ヒット。
膨大な数の音楽ダウンロード数を記録し、CD未発売にも関わらず、NHK紅白歌合戦にも出演して話題になりました。
まだ結成して間もない音楽ユニットですが、最近ではテレビから彼らの曲が流れない日がないほど、一躍有名になりましたよね。
そうなると、やっぱり気になるのは彼らの収入です。
実際のところYOASOBIは、どれくらいの収入・年収になる見込みなのでしょう。
Ayase(YOASOBI)の収入は、年収で1億円を超える?
YOASOBIは二人組で、楽曲で作詞作曲を手がけるのは、Ayaseさん。
彼がボーカロイドを駆使して楽曲を作り、それを女性ボーカルのikuraさんが歌います。
従って、YOASOBIの収益のほとんどは、Ayaseさんに集約されると見られています。
その額は、年収で1億円を超えるのでは!?
そんなウワサも流れています。
ただYOASOBIは企画ユニットなので、自分たちで立ち上げたグループとは、収益の流れが恐らく違います。
なので、お金の流れがわかりやすいYouTubeと音楽配信(ストリーミング)の収益について検証してみました。
AyaseのYouTubeの収益は?
YouTubeによる収益で、最も一般的なのが広告再生によるものです。
動画の再生と共に、表示された広告数で金額が変わってきます。
収益は、広告の種類やジャンルに変わってくるものの、最低単価は1再生あたり0.1円が目安です。
AyaseさんのYouTubeチャンネル「Ayase/YOASOBI」は、登録者数は約199万人。
2018年12月に初投稿で、現在の動画本数は31本になりました。
ちなみにチャンネル全体の累計再生数は、4億3千万回を軽く超えています。
※2021年3月現在
仮に、広告単価が最低金額としても、
4億3千万回×0.1円=4300万円
わお!
それに登録者数が200万人近くで、億を超える再生回数ですから、最低単価のはずがありません。
なおYouTubeで広告収入を得るためには、「YouTubeパートナープログラム(YPP)」のメンバーになることが求められます。
ちなみに登録条件の中には、こんな項目があります。
- チャンネル登録者数が1000人以上
- 直近12か月で、動画の総再生時間が4000時間以上
どちらも既にクリアしていますから、広告単価も上がっていることでしょう。
もし0.1円⇒0.2円に上がっているだけでも、収益は8600万円。
Ayaseさんが2018年12月にYouTubeに初投稿してから、2019年12月に「夜に駆ける」をリリースするまで、ほとんど収益はなかったでしょう。
その間は生活が苦しかったと、Ayaseさんもインタビューで語っています。
そうなると、収益が発生してから現在2021年3月まで約1年くらいでしょうか。
未収益の期間の再生数は切り捨てとしても、このン千万円の収益は、昨年度の年収になるのでしょうね。
Ayaseの音楽配信の収益は?
Ayaseさんが手がけた楽曲は、YOASOBIの「夜に駆ける」を含めて多くが音楽配信(ストリーミング)されています。
特に「夜に駆ける」は、3億ストリーミングを突破したと話題になりました。
YOASOBIの「夜に駆ける」が、週間再生数891.8万回(8,918,023回)を記録し、3月10日発表の最新「オリコン週間ストリーミングランキング」で4位にランクイン。
これで累積再生数は32,273.1万回(322,731,150回)となり、「オリコンストリーミングランキング」の「歴代累積再生数」記録で、Official髭男dism「Pretender」を上回り歴代1位となった。
出典:ORICON Music(2021.3.10)
3億2千万回の再生ですか。
すぐにはイメージできない数字ですが、とにかくすごい。
昨今の音楽配信サービスは、1曲ずつの単価ダウンロードよりも、定額料金で聞き放題(サブスクリプション)が主流になりつつあります。
提供会社やサイトによって、再生単価はバラバラですが、公開されている範囲での目安はこちら。
- Amazon PrimeMusic : 0.2円~
- Apple Music : 1.2円~
- AWA : 0.7円~
- Google Play Music : 0.7円~
- LINE MUSIC : 1円~
- Spotify : 0.4円~
※2021年3月現在(状況により変動します)
ざっくり平均値を取って、1曲再生で0.7円とします。
音楽配信(ストリーミング)の総収入は、
3億2千万回×0.7円=2億2千400万円くらい
「夜に駆ける」の音楽配信をスタートしたのは、2019年12月ですから、2021年2月末まで約2年。
なので、1年ずつに単純配分するとこうです。
音楽配信(ストリーミング)の年収(2020年度)
2億2千400万円÷2年≒1億1200万円・・・?
フゥ~!
これでもう、年収1億円じゃないですか!
もし単曲配信で同じダウンロード数なら、収益は数百倍です。
ちなみにdミュージックの場合は、「夜に駆ける」シングルダウンロードで255円ですし、他サイトも同程度の金額ですから。
でもね。
YOASOBIも、「夜に駆ける」も、ブームのきっかけは動画アプリ「Tic Toc(ティックトック)」でした。
そしてこのアプリのメインユーザーは、10代~20代の若年層です。
彼らが好んで利用するのは、サブスクの音楽配信(ストリーミング)サービス。
そう考えると、サブスクリプション・サービスが音楽配信の収益の多くを占めるという推測は、まあ妥当ではないでしょうか。
Ayase、その他の収入は?
YOASOBIの結成や「夜に駆ける」のヒット以降、Ayaseさんは本当に忙しそうです。
それもそのはずです。
2020年末のNHK紅白歌合戦を皮切りに、音楽番組への連続出演。
そしてバラエティ番組でも引っ張りだこの上、2月14日には初ライブも実施しました。
雑誌でのインタビューも続いています。
こういった出演料に加え、
- カラオケの印税収入
- CD売り上げの印税収入
- 他アーティストへの楽曲提供による印税収入・・・
(Ayaseさんは、Hey! Say! JUMPの「千夜一夜」やLiSA・Uruの「再会」などの作詞作曲も手がけています)
YouTubeの広告収入や音楽配信(ストリーミング)の収益よりは少ないかもしれませんが、それなりの金額になることは間違いないでしょう。
YOASOBIは、メンバー二人のユニットとは言え、作詞作曲を含め中心で動いているのはAyaseさん。
ボーカルのikuraさんとの利益配分は不明ですが、仮に半分ずつとしても、2020年度の年収は1億円を超えていそうです。
Ayase)『夜に駆ける』の作曲にかかったお金はゼロ円で。
(その後、)実際にギターが弾ける友達に高田馬場のカラオケボックスで夜な夜な弾いてもらって作ったので、そういうの込み込みで総製作費3000円ぐらいなのかな。
出典:林先生の「初耳学」2021年3月7日放送
3000円で制作した「夜に駆ける」は、翌年に億を超える収益へ。
夢がありますね!
なんてことを一番最初に考える私は、きっと凡人なんだろうなと思います。