ロシアの女性アイドルデュオ「t.A.T.u.(タトゥー)」を憶えていますか?
同性愛テイストのPVで大きな話題になりましたよね。
2003年には、アルバム『t.A.T.u.』が日本でも200万枚のヒットを記録。
一方で、レズビアンのコンセプトイメージや、イベントの「ドタキャン」騒動など、大きな話題になりました。
音楽番組「ミュージックステーション」の出演を当日キャンセル・・・なんてことも!
これは、司会のタモリさんにとっても、一番忘れられない出来事だそうですね。
そんなtATu(タトゥー)の二人は、今何してるのでしょう?
メンバー(レーナ & ユーリャ )の2024年現在を紹介します。
なんと、2023年にtATu(タトゥー)再結成する話も始動していましたよ!
ロシア発、女性アイドルデュオ「tATu(タトゥー)」とは?
黒髪のユーリャさんと、赤毛のレーナさん
【t.A.T.u.(タトゥー)のプロフィール】
- ユニット名: t.A.T.u.(タトゥー)
- メンバー: レーナ・カティーナ(リェーナ・カーチナ)、ユーリャ・ボルコワ(日本では「ジュリア」)
- 活動国: ロシア
- 活動期間: 1998年 – 2011年、2012年 – 2014年
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tATu(タトゥー)がデビューしたのは、1998年のこと。
当時のレーナさんは14歳、ユーリャさんは12歳になる年でした。
美少女のビジュアルで、同性愛をイメージするパフォーマンス。
一方で、耳に残る特徴的なサウンドの楽曲・・・。
tATu(タトゥー)は、あっという間に世界的なポップグループに成長しています。
「All the things she said」「All About Us」などを含め、CDの累計売上枚数は、全世界で1500万枚を超えているのだとか。
日本には2003年に上陸し、アルバム「t.A.T.u.」は200万枚のセールスを記録していますね。
しかしtATu(タトゥー)は、2011年に解散しています。
2012年に再結成し、2014年のソチオリンピックでも楽曲が使用されましたが、同年に再び解散となりました。
2024年現在は、レーナさんが41歳、ユーリャさんが38歳になります。
そんな二人は、現在どうしているのでしょう。
tATu(タトゥー)の2024年現在は?
当時のtATu(タトゥー)、左がレーナさんで右がユーリャさん
【画像】レーナ(リェーナ)の2024年現在
【画像:現在のレーナ】
tATu(タトゥー)解散前、2009年からソロ活動も開始したレーナさん。
現在もシンガーソングライターとして、ロシア国内で活躍されています。
2020年にも3枚のシングルCDをリリースし、ロシア版「マスクドシンガー」にも参加したのだとか。
一方私生活では、2013年に旧ユーゴスラビア出身の男性歌手と結婚。
2015年には、長男のアレクサンドラくんを出産しています。
【画像:レーナの子ども】
しかしその後、2019年にレーナさんは離婚し、今はシングルマザーとして子育てしているそうですね。
追記:レーナ、再婚へ!
【画像:レーナの再婚相手(旦那)】
2022年5月1日、レーナさんは婚約を発表しましたね!
お相手のディマ・スピリドノフさんは、ロシア国内で活躍する実業家だそう。
末永くお幸せに。
【画像】ユーリャ(ジュリア)の2024年現在
【画像:現在のユーリャ】
ユーリャさんも、現在はロシア国内で活動しています。
最近は歌手よりも、モデルやタレントとして活躍しているようですね。
ただ、レーナさんよりも、ユーリャさんの方が山あり谷ありの人生だったようです。
まずtATu(タトゥー)として活動中だった2003年には、妊娠中絶が報じられています(本人も後にインタビューで認めた)。
その後、2004年には長女を出産したユーリャさん。
この時の彼氏には妻子がいて不倫関係だったため、またもやロシア国内では大きな話題になりました。
その後、何度も恋愛スキャンダルが報じられ、ユーリャさんは、2007年に長男を出産しています。
【画像:ユーリャの子ども(長男)】
一方では、ユーリャさんは病気にも苦しめられました。
2004年には、tATu(タトゥー)の収録中に不調を感じ、声帯嚢胞と診断されます。
自然回復は難しく、ユーリャさんは同年に手術も受けていますね。
また2007年の出産後は、「産後うつ」になっていることも報道されました。
うーん、いろいろあったんですね。
そして2021年には、ユーリャさんは、ロシアの国会議員(下院議員)へ立候補を表明。
当選はしませんでしたが、活動の幅を広げるべく模索されているのでしょう。
tATu(タトゥー)は同性愛ではなかった
tATu(タトゥー)の二人と言えば、同性愛をイメージさせる振る舞いも話題でしたよね。
コンサート中にキスをしたり、下着に手を入れた写真がインタビューと一緒に掲載されることも・・・。
でも実際には、レーナさんもユーリャさんも、レズビアンであると公表したことはありません。
また、それぞれに彼氏がいることも、ファンにとっては周知のことだったそうです。
現実として、ユーリャさんは、tATu(タトゥー)活動中に長男を出産していますし。
tATu(タトゥー)の二人に、レズビアンのような振る舞いをさせたのは、プロデューサーのイワン・シャポワロフ氏だったとされます。
そもそもtATu(タトゥー)は、作詞家や作曲家・演出家がチームを組んだコンセプトユニット。
彼はそのプロデューサーとして、強い権限をもっていたそうです。
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そしてこの、プロデューサー「シャポワロフ」氏。
いわゆる炎上商法を得意とする人物で、「Mステのドタキャン」事件のキーパーソンだったのです。
tATu(タトゥー)の「ドタキャン騒動」はプロデューサーの指示だった
今でも語り継がれている「tATuのMステ・ドタキャン事件」が起きたのは、2003年のことです。
司会のタモリさんが「あれは、忘れられないねぇ」と時々話すほど、これは大騒動となりました。
生放送番組「ミュージックステーション」に出演したtATuの二人。
開始直後には参加していたものの、自分たちが歌う順番が来た時には、テレビ局から姿を消してしまったのです。
生放送番組ですから、現場は文字通りの大混乱。
後日、tATuの二人とプロデューサー(シャポワロフ氏)が記者会見するも、はっきり謝罪することなく、そのまま帰国したのでした。
日本国内では、tATuへの非難が盛り上がったのは、言うまでもありません。
そりゃあ、そうでしょうね。
しかしこれには、事情がありました。
後年、レーナさんやユーリャさんはインタビューに応え、
- 「プロデューサーの指示で、テレビ局から立ち去った」
- 「出番直前に、プロデューサーから、出演禁止と強く言われた」
と、明かしています。
またこんなことも、プロデューサーのシャポワロフ氏の指示で行われていたそうです。
- 同性愛を思わせる動作・わがままで反抗的な振る舞い
- イギリスなど各地でのコンサートを直前キャンセル
- 日本での東京ドームコンサートの中止を指示(結局は開演)
- レーナ&ユーリャへ、ロシア大統領選挙の出馬表明を指示・・・
あら、まあ。
これって、炎上商法でしょう。
結局、プロデューサーのシャポワロフ氏は、2004年にtATuプロジェクトからは解任。
それ以降は、「ドタキャン」騒動はなく、tATuの二人が同性愛者のように振舞うこともなくなりました。
tATu(タトゥー)は2024年に再結成する?
2度目の解散から8年になるtATuですが、なんと2023年に再結成の可能性が浮上していました。
この話は、レーナさんが2021年10月2日にインスタグラムで発表したもの。
tATuのトリビュートイベントを2022年に企画しているのだとか。
トリビュートイベントとは、古い音源などをアレンジし、別の歌手がカバーとして演奏・歌うイベントです。
ただ現時点では、作詞家や作曲家の同意は得られておらず、調整が必要な様子ですが・・・。
ちなみにレーナさんによると、ユーリャさんもこの企画に参加予定だそう。
これが実現すれば、tATuの再結成を見れますね。
コンセプトアイドルだったtATuから、現在のオトナになったtATuへ。
もし実現すれば、大きな話題になりそうですし、私もとても楽しみです。