かつてハーフタレントでモデルだった、マリエさんをご存知ですか?
すでに引退した大物芸能人に枕営業を強要された経験や、同席していたお笑い芸人やモデルもそれを肯定していたことを、先日インスタグラムで告発し炎上騒動となりました。
出川哲朗さんに「マリエ告発事件」を警告した占い師、木下レオンさんのエピソードはこちら
最近ではそれほど見かけないものの、2005年から2011年頃までは、テレビで見ない日がないほどの売れっ子だったマリエさん。
たとえばテレビ番組「クイズ!ヘキサゴン」では、おバカタレント・ため口タレントとして、大ブレイクしています。
また両親が資産家で、セレブタレント(お嬢様タレント)としても人気がありました。
でも。
ある時を境にして、大手メディアからは、ぱったりと姿を消しています。
現在のマリエさんは、何をしているのでしょうね。
2011年頃に突然、芸能界から消えた(干された)理由や原因は、何だったのでしょう?
現在、マリエは何をしているの?
出典:Instagram

マリエは、もうセレブではない?
マリエさんといえば、お金持ちの両親を持つセレブタレントのはしりです。
フランス系カナダ人の父と、元客室乗務員の日本人の母から受け継いだ美貌もあり、「やりたい仕事しかしない」と公言していた時期もありましたね。
そんなマリエさんですが、実は2015年頃には父の会社が倒産してしまったのです。
しかもそのあおりを受けて、マリエさん自身も多額の借金を背負うことになったのでした。
マリエといえば、自動車オイル輸入代理店社長を父に持つセレブタレント。自宅はニース、パリ、ロスと都内に2軒。自家用ヘリとクルーザーまで所有していると言われていた。
だが07年には、父の会社が01年に不渡り事故を起こし休眠状態になっていると報じられている。本誌が調べたところ、その会社は今年の1月20日に解散していた。
また一家が暮らす自宅の不動産登記をみると、度重なる借金と返済のあとが。元は父が役員を務める別会社名義だったが、’09年にマリエが買い取っている。6500万円もの彼女名義の借金、そして’13年10月には税金滞納で一時差し押さえられる事態も起きていた。
出典:女性自身(2015.4.28)
そして父の事業が破綻するタイミングで、両親は離婚。
お母さんは、元々経営していたまつ毛エクステ店やヘアサロンを切り盛りするも、一時期はマリエさんの自宅で同居状態になるなど、苦労していた様子です。
そんな背景があったマリエさん。
2017年8月17日に出演した「有吉ジャポン」で、現在はもうセレブの生活ではないとはっきり語りました。
出典:有吉弘行ジャポン

- 現在は、中野区の中古住宅を仕事場にしている。
- 中野坂上の居酒屋によく行く(お気に入り)。
- 移動手段は地下鉄で、大江戸線がメイン。
- フランスやアメリカなど複数あった別荘や豪邸は、現在は全て手放した・・・。
東京23区内が活動範囲ですし(自宅もその周辺?)、そんなに落ちぶれているとは言えないような・・・。
でもまあ確かに、自家用ヘリやクルーザーのある生活に比べたら、地下鉄ではセレブライフではないですよね。
その後、2019年にバラエティ番組「有吉ゼミ」に出演した際も、「金目のものは全部売っちゃった」、「今は全部、電車移動している」などと語っています。
ご本人の言葉通り、マリエさんは庶民的な生活をされているようです。
マリエは、デザイナーになった?
出典:有吉弘行ジャポン

「有吉ジャポン(2017年8月17日)」でも紹介されましたが、マリエさんは自身のアパレルブランドも立ち上げました。
当時は30歳になっていたマリエさん、モデルからデザイナーに転身していたのです。
マリエさんが立ちあげたアパレルブランドの名前は、「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカル マリエ デマレ)」。
本名の玉木・パスカル・マリエから取ったようですね。
コンセプトは、公式ホームページによると、
- 明日、自分が着たい服
- 環境にもやさしい、すぐに無駄にならない商品
廃棄予定の素材を一部再使用した商品作りや、オーガニック素材の多用、無駄な包装を省くなどのマリエさんの方針は、SDGs(持続可能な開発目標)に配慮していると評価されています。
東京ではなく、地方を拠点に販売し、ネット通販も制限する
そんな独特の戦力を打ち出してもいますが、一部はECサイトでの購入も可能です。
PASCAL MARIE DESMARAIS(公式オンラインショップ)
マリエさんが来ている赤のロングウェアも商品です:出典:Instagram

決してお安くはありませんが、長年にわたって愛用できるような素材を使用した商品がほとんどです。
そしてジェンダーレスなデザインは、たくさんの洋服に触れてきたマリエさんならではでしょう。
マリエは芸能活動も続けている?
自身のブランドを立ち上げたマリエさん。
デザイナーの肩書を生かして、ファッション関係のイベントやテレビ番組にゲスト出演したり、ラジオ番組のパーソナリティも務めています。
そして2020年からは、政府環境省が主催する「森里川海アンバサダー」にマリエさんは任命されています。
賑やかなタレント業ではなく、得意な分野に絞って、芸能活動も続けているようですね。
マリエが消えた(干された)理由と原因は?
出典:ViVi

現在はデザイナーとして活動し、限られた分野ではありますが、メディアにも登場するマリエさん。
でも、2011年頃に表舞台から突然姿を消してしまったことがあります。
- テレビから消えた!
- 芸能界を干された!?
そんな憶測も飛び交いましたが、その理由は何だったのでしょうか。
マリエの炎上した震災ツイート
2011年3月11日、東日本大震災が発生して数か月後のことです。
募金や義援金で被災地を応援しようと機運が高まっていたまさにその時、マリエさんが書き込んだとされるツイートが話題になりました。
「くだらねっ。世の中、チャリティ産業かよ」
「金だけ出せばいいと思いやがって。」
「……芸能人がどんなにおかねをつぎこむよりも……実際にそこへいって、一人でもおおくのひとと写メをとってあげてがんばろうねっていってあげるほうが、何倍も価値がある」
出典:Twitter
「今や募金していない芸能人の方が非難される始末。こっちはいろんな所から募金してって連絡が絶えなくって困ってんだよ!」
「こっちはいきたくったっていけないんだよ。みんな大っ嫌い!」
未曾有の大震災でしたし、東京も大きな被害を受け、日本全体が「絆」や「助け合い」、「自粛」ムード一色だった頃ですね。
振り返れば、「有名人が寄付しないのはあり得ない」という同調圧力は、確かにありました。
それに対して、不満を素直に表現したのがマリエさんの(とされた)ツイートでした。
これがあっという間に炎上したのは、ご想像の通りです。
マリエさんはすぐにTwitterを削除し、謝罪もしましたが、仕事に影響した可能性は高いですよね。
マリエは海外留学へ
2011年9月から2012年5月まで、マリエさんはニューヨークへ留学しています。
入学したのは、ニューヨークの名門美術大学「Parsons The New School for Design(パーソンズ美術大学)」。
ここで半年間の社会人コースを受講し、ファッションデザインについて専攻したのでした。
東日本大震災の頃には、恐らくこの留学は決定していたことでしょう。
留学に備えて仕事量を調整していたところに、震災の話題でツイッターが炎上。
謝罪しつつフェードアウトし、そのまま予定通り留学した・・・。
急にテレビの世界から消えた(干された)ように見えたのは、こんな理由だったかもしれませんね。
モデル・タレントでブレイク後に渡米し、環境に優しいアパレルブランドを立ち上げたと言えば、こんなひとも・・・。
【動画】マリエのインスタ告発(枕営業)は真実?
2021年4月4日のインスタライブ配信にて、マリエさんが爆弾発言をしました。
既に引退した大物芸人(島田紳助氏)を名指しし、枕営業を強要されたと告発したのです。
動画はこちら↓
マリエさんの話をまとめると、こうなります。
- マリエが18歳の頃で、現在から15年ほど前の話
- 番組の打ち上げの場で、島田紳助氏から肉体関係を結ぶよう迫られた
- その場には、現在活躍するお笑い芸人やモデルが数名いた
- 彼らはマリエに対し、枕営業するように勧めた
- マリエは所属事務所に相談したが、「仕事なくなるよ、いいの?」と逆に諭された・・・
うーん、今ならすぐ告発されて大炎上しそうなエピソードですが(現在まさに問題視されています)、15年前ならどうでしょう。
絶対にありえないとは、言いきれないような・・・。
ちなみに同席していたお笑い芸人やタレントについても、マリエさんは実名を挙げています。
そのうち、出川哲郎氏とお笑いコンビやるせなすは、所属事務所を通してマリエさんの告発を否定しました。
マリエさんは、島田紳助氏がMCを務めるテレビ番組「世界バリバリ★バリュー」をきっかけにブレイクしています。
その後も、やはり島田紳助氏のテレビ番組「クイズ!ヘキサゴン」に出演していましたが、確かに急に見かけなくなりましたっけ。
ヘキサゴンファミリーのアンガールズ田中さんに春が来た?2022年現在、彼女と結婚する?元カノは?
また、島田紳助氏が電撃引退したとき、週刊誌ではこんな記事も出ていました。
「紳助親分の終末 藤原紀香・白石美帆・マリエ……あの時の恨みが収まらない! 紳助を絶対に許さない 女たちの『絶縁状』」(「アサヒ芸能」11年12月1日号)だ。記事には、お笑い番組関係者の話として以下のような発言がある。
「仕事をやるからとチラつかせることで、ついでに口説こうとしたんですが、マリエはなびかなかった。何しろ大資産家令嬢ゆえ、金や仕事欲しさに相手に従うという気持ちがないからです。ダメ出しを食らった紳助は、手を引くしかなかったといいます」
出典:デイリー新潮(2021.4.12)
もしかすると、実力者から枕営業を強要するのは、業界内では「常識のような」話だったのかもしれませんね。
もちろんウワサレベルの話ですし、証拠がなければ事件化も難しい。
既に引退した島田紳助氏がコメントを発表することもないでしょう(メリットがありませんから)。
ただ疑問なのは、なぜ今、このタイミングで過去の話を告発したのか、です。
このインスタライブでの告発劇は、マリエさんに何のメリットがあるのでしょう。
メンタルの病気や不調、あるいは悪意の第三者にそそのかされていなければいいのですが。
マリエの現在は、新時代のブランドを率いるデザイナー
2021年国際女性デーで表彰されたマリエさん(出典:Instagram)

現在、インスタグラムやイベント会場で見かけるマリエさんは、バラエティ番組でぶっちゃけトークをしていた「おバカタレント」の面影は薄いです。
時には、英語でのスピーチもこなし、落ち着いた雰囲気になりました。
ただここまで来るには、確かにいろんなことがありました。
- マリエさんは、もうセレブタレントではなく、家庭の事情で借金も負った
- 自身のアパレルブランドを立ち上げ、デザイナーとして活動している
- マリエさんが「急に消えた(干された)」理由は、震災にまつわるツイートの炎上と米国留学
- 一方で、元大物お笑い芸人から、枕営業を強要された過去も、最近告白した・・・
「枕営業の告発」の直前、マリエさんはインスタグラムで、摂食障害に苦しんだ過去も語っています。
自身の傷をえぐりだすような投稿が続いているのです。
マリエさんに何か、あったのかな。
メンタルの不調も含めて、ちょっと心配です。