2021年9月8日、シンガーソングライターのGACKT(ガクト)さんが無期限の活動停止を発表しました。
GACKTの無期限活動休止は医師、GACKT本人、海外側のエージェントおよび日本のエージェント会社・グラブエンターテイメントの協議のうえ決定した。
オフィシャルサイトにはその経緯が記されており、GACKTは8月6日に帰国してから体調不良となったのちに容態が急変。幼少期からの神経系疾患がきっかけとなり、一時は命にも関わる状態に陥ったという。
出典:音楽ナタリー(2021.9.8)
元々はカリスマ的ビジュアル系バンド「MALICE MIZER」のボーカルで、現在もソロで活動するGACKTさん。
当時はファンを中心に、心配の声が多く上がっていました。
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それと同時に話題になっていたのは、GACKTさんの病名・病気です。
ネット上には、神経系疾患に加えて、「うつ」など精神病や新型コロナ感染症の可能性を心配するコメントも・・・。
GACKTさんの病名は何なのか。
現在指摘されている病名・病気情報をまとめました。
GACKTの現在の病状は?
【GACKTさんのプロフィール】
- 名前: GACKT(がくと)
- 本名: 大城 ガクト
- 生年月日: 1973年7月4日(2024年現在は、51歳)
- 出身: 沖縄県(小学生~高校生までは滋賀県)
- 現住地: マレーシア クアラルンプール→日本?
いつもはマレーシアなど海外を拠点としているGACKTさんですが、今は日本に帰国中です。
2021年9月8日時点での各社の報道によると、GACKTさんの病状・症状と経過はこちら。
- 2021年8月6日に日本に帰国し、その時点で体調不良を自覚
- しばらくして容体が悪化し、一時は命に関わる状態に
- 体調悪化のまま数週間経過したが、現在は容体が安定
- 体重は10kgほど落ちた
- 重度の発声障害を併発した
- 体調悪化は、幼少期からの神経系疾患がきっかけだった
あら、まあ。
確かに8月に予定されていたニコニコ動画の生配信やSNSも、全面ストップしていたGACKTさん。
まさか、こんな大変な状態だったとは・・・。
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GACKTさんの体調不良を引き起こした「神経系疾患」とは、病名は何だったのでしょう。
公式発表はありませんが、現在指摘されている(可能性の高い)病名はこちらです。
GACKTの病名は何?
神経系疾患は精神病ではない!
GACKTさんの病気・病名について、ネット上では、
- うつ病?
- 統合失調症や双極性障害では?
- メンタル・精神病だった・・・?
そんな精神病の可能性を取り上げた憶測記事も、どうやら乱立しているようです。
ただ、GACKTさんが発表しているのは、あくまでも「神経系疾患」です。
紛らわしいですが、神経系疾患と、精神病(精神疾患)は、医学的には別物なのです。
神経系疾患とは、脳・脊髄・神経・筋肉に物理的に異常が認められる病気です。
画像検査や脳波検査、顕微鏡などで異常を発見することで診断をつけます。
一方で精神病(精神疾患)とは、「気分が沈む」「興奮する」など精神症状の病気です。
必ずしも血液検査や画像検査で、異常が見つかるとは限らないのです。
GACKTさん側が「神経系疾患」と発表している以上、精神病名を列挙するのは、ちょっと的外れと言えそうですね。
(実際には神経系疾患の発症後に、闘病生活に馴染めず、精神疾患を併発することはありますが)
【GACKTの病名①】てんかん?
GACKTさんの「神経系疾患」病名として、ネット上で指摘されているのは、まずこれです。
てんかん
てんかんとは、脳の神経細胞(ニューロン)による電気信号に異常が発生し、「てんかん発作」を繰り返す病気です。
乳幼児から高齢者までかかる可能性があり、患者数は100人にひとりで、珍しい病気ではありません。
「てんかん発作」の症状は様々で、けいれん・失神以外にも、感覚や感情の変化、特殊な行動など多彩です。
なお、60~70%の患者さんは抗てんかん薬で症状をコントロールし、支障なく日常生活を送れます。
参考:厚生労働省
子どもの患者も多く、ありふれた病気なので、「てんかん」を連想した人も多かったのでしょう。
ただ「てんかん」で、重度の発声障害を併発することは、あまり多い事例ではありません。
GACKTさんが公表した病状・症状とは、ちょっとズレているでしょうか。
【GACKTの病名②・③】重症筋無力症、あるいは多発硬化症?
GACKTさんが発表した「神経系疾患」の病名については、専門医の立場でこんな意見も出ています。
「重症筋無力症」、あるいは「多発性硬化症」
これを指摘したのは、酒井内科・神経内科クリニックの酒井宏一郎医師。
2021年9月8日放送の情報番組「めざまし8」でのことでした。
酒井宏一郎医師の説明によると、それぞれの病気の特徴はこれです。
重症筋無力症とは、筋肉が疲れやすくなって、動かせなくなっていく病気。
症状が進行すると、物が2重に見えるようになったり、食べ物が飲み込めなくなっていく。
悪化すると、呼吸が出来なくなることもある。
出典:「めざまし8」(2021.9.8放送の酒井宏一郎医師の解説より)
多発性硬化症とは、手足がマヒし、目が見えなくなっていく症状がある。
声が出なくなったり、呼吸にも影響する。
突然悪化することもある。
出典:「めざまし8」(2021.9.8放送の酒井宏一郎医師の解説より)
ちなみに、2019年に眼科で手術を受けたことをブログで明かしているGACKTさん。
病名は公表されませんでしたが、「網膜の手術だったのでは?」と当時は取沙汰されました。
「重症筋無力症」、あるいは「多発性硬化症」も、目や視神経に影響する病気ではありますね。
そしてどちらも、若年層での発症が比較的多い病気です。
重症筋無力症は、発症年齢の最初のピークが5歳未満。
多発性硬化症は、多発年齢は30歳前後ですが、15歳以下の患者例もある程度認められています。
ただ・・・、GACKTさんの主治医はマレーシアにいて、今後もそちらで精密検査や治療をすると発表しています。
「重症筋無力症」「多発性硬化症」どちらも、日本国内では「難病」として、国が指定している病気です。
もしこの病気だったら、GACKTさんは、それでもマレーシアの主治医を最優先するでしょうか。
日本人に関する病気や治療データも、蓄積が少ないでしょうに、ねえ。
【GACKTの病名④】コロナの後遺症・・・は否定
GACKTさんが無期限の活動休止を発表したとき、まずSNS上で話題になったのは、この病名でした。
新型コロナ感染症
ちなみにGACKTさんの事務所としては、新型コロナ感染症説を明確に否定しています。
それなのになぜ、GACKTさんの「新型コロナへの感染」を疑う声が絶えないのでしょうか。
その理由は、大きく分けて二つあります。
- 明確な病名発表がないこと
- GACKTさんが新型コロナ感染症について楽観的な発言していたこと
GACKTさんはワクチンに否定的であり、ライブ配信の発言が話題になったこともありました。
「コロナコロナって言ってますけどね。もう風邪ですよ、これ。風邪。例年ね、風邪で亡くなるかたもいっぱいいるわけですから」
また、その1か月前には、「もう有名人の誰が感染したとかやめませんか? いまさら。別に誰が感染しようが、ニュースにする必要あります? クソですよ、これ」などと、コロナ恐るるに足らずと言わんばかりの持論をGACKTはライブ配信で展開してきた。
出典:NEWSポストセブン(2021.9.8)
そのため、「新型コロナに感染しても、GACKTさんはバツが悪くて公表できないのでは・・・?」と憶測が広がったようです。
「容体は安定したが、発声障害がある」
このGACKTさんの発表も、新型コロナ感染症の後遺症では?と、指摘するコメントが散見されました。
ただ、GACKTさん側が「新型コロナ感染症ではない」と公表している以上は、まずそれを信じるのが妥当でしょうね。
GACKTの病名は?神経系疾患は精神病じゃない!てんかんや重症筋無力症?まとめ!
2021年9月8日に無期限の休業を発表したGACKTさん。
その理由や原因としては、「神経系疾患」「発声障害」としか発表されていません。
→2023年1月1日放送のバラエティ番組「芸能人格付けチェック!2023お正月スペシャル」で芸能界復帰しました!
GACKTさんの病気・病名について、現在指摘されているのはこうです。
- 神経系疾患と精神疾患・メンタルの病気を混同している人も多い
- 神経系疾患で可能性を指摘されているのは、てんかん、重症筋無力症、そして多発硬化症
- 新型コロナ感染を疑う声もあるが、GACKTさん側ははっきり否定・・・
GACKTさんの病気や病名については、続報が待たれますね。