2021年3月28日「アッコにおまかせ!」に出演した、お笑い芸人カンニング竹山さんの発言が話題を呼んでいます。
竹山さんの発言は、東京都の政策を批判するものでしたが、内容に誤りがあったのです。
番組内で訂正したものの、東京都に問い合わせや批判が殺到。
東京都から竹山さんに抗議文を送付する事態となりました。
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カンニング竹山さんの炎上した失言は、どんな内容だったのでしょうか。
またこの騒動では、何が問題とされたのでしょう?
カンニング竹山の失言内容と騒動の経緯
竹山が「アッコにおまかせ!」で失言
出典:アッコにおまかせ!

それは、TBSの生放送「アッコにおまかせ!(2021年3月28日)」のニュース解説のコーナーで起きました。
カンニング竹山さんは、東京都による新型コロナ対応が不十分ではないかと指摘した上で、都の啓発用YouTube動画について言及。
それは東京都が制作したもので、小池百合子都知事も出演したものでした。
(竹山)制作に4.7億円かかってるんですよ。全部じゃないけど、そのうちの一本に4.7億円の税金が使われている・・・
出典:アッコにおまかせ
え、たった一本のYouTube動画に、4.7億円・・・?
ちょっとした映画の予算じゃないですか!
しかしこれが間違いだったのです。
東京都の予算「4.7億円」が投じられたのは、2020年5月~9月に計上された広告費の総額です。
この4.7億円の広報予算には、動画製作費の他に、テレビCMやウェブ広告の出稿費も含まれていたのです。
カンニング竹山さんは、数分後に間違いに気づき、すぐに訂正。
合わせて、「すみません」と謝罪しています。
生放送中の事故(事実誤認)とは言え、放送時間内に訂正・謝罪。
それで決着と思われたのですが・・・。
抗議が殺到した東京都から、竹山へ抗議文を送付
カンニング竹山さんの発言があった「アッコにおまかせ!」は、日曜日の生放送でした。
翌日の月曜日から、東京都には問い合わせや抗議が殺到したのだとか。
日刊ゲンダイが4月1日に都が竹山に抗議した一件を報じるまで、実際に4.7億円が全て動画制作費に使われていたと思い込んでいた人も多く、都は抗議の電話などの対応に追われたとしている。
出典:日刊ゲンダイDIGITAL(2021.4.4)
そしてついには、東京都からカンニング竹山さんへ抗議文が送られたのでした。
地方自治体(行政府)から、イチ個人への抗議文の送付は、まあ、滅多にないことです。
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TBS「アッコにおまかせ」では再度謝罪
カンニング竹山さんの発言から1週間を経ても炎上は治まらず、翌週4月4日の「アッコにおまかせ」では、TBSアナウンサーが再度謝罪しています。
(謝罪全文)
先週の放送で新型コロナウイルスに関する東京都の啓発用YouTube動画について、出演者から1本当たりの制作費が4.7億円であるとの発言がありました。正しくは去年5月から8月に作られた知事とタレントとの対談形式などによる8本の動画の制作費が1800万円でした。
番組をご覧いただいている皆様に誤った情報をお伝えしたことをおわび申し上げます。
出典:アッコにおまかせ
動画8本で1800万円・・・。
それが多いか少ないかは、まあともかく。
確かに4.8億円とはケタが違いましたね。
カンニング竹山の見解は?
出典:カンニング竹山の土曜The NIGHT

東京都からの抗議文を受け取り、出演番組が再度謝罪・訂正をしたことで、公開謝罪に追い込まれるのでは・・・?とウワサ 心配されていたカンニング竹山さん。
4月4日のウェブ番組「カンニング竹山の土曜The NIGHT」で、自身の考えを話しています。
「竹山氏は公の場での謝罪に追い込まれる」(都政関係者)との見方があったが、本人は「そんなことはありません!」と否定した。
「アッコにおまかせ!」で、事実誤認発言をしたことについては「申し訳ない」としつつも「生放送で修正した」と釈明。改めて「もっと違うお金の使い方があるんじゃないか」「(コロナ禍で)困っている人にお金を落とすべき」と、小池都政のカネの使い方を問題視した。
出典:日刊ゲンダイDIGITAL(2021.4.5)
うーん、着地点はどこになるんでしょうね。
カンニング竹山さんは、ご自身のミスや非は認め、しかも放送時間内で訂正・謝罪しています。
犯罪でもないし、これ以上どうしたら・・・?
カンニング竹山の失言・炎上騒動、何が問題?
この一連の騒動について、ネット上ではいくつかの問題点が指摘されました。
まずは、影響力のある芸能人に誤情報の発信について。
デマにつながるのでは?という批判です。
いやいや、数字は間違っていたけれど、税金の使い方に疑問があるのは、その通りだよねという意見。
発言して即座に訂正・謝罪しても、なかったことにはできないのがテレビの宿命でしょうか。
それにしても。
特定の誰かを侮蔑したり、差別するような発言でもなく(都知事を批判しましたが)、こんなに騒動が大きくなるとは少し意外です。
もしかすると、あえて炎上を誘うような動きもあったかもしれませんね。
カンニング竹山の炎上・失言発言のまとめ
出典:アッコにおまかせ!

ここ数年、情報番組のコメンテーターとして出演回数が増えているカンニング竹山さん。
専門家ではないものの、ニュースに切り込んだり、鋭いコメントも魅力です。
でも、まあ、今回は明確に失言でした。
- 生放送「アッコにおまかせ」で、東京都の広告費について批判。
- 竹山さんが指摘した「動画製作費に4.7億円」は、明らかに事実誤認だった。
- 間違いに気づいた竹山さんは、生放送中に発言撤回・謝罪した。
- しかし発言の撤回を知らない市民からの問い合わせで、東京都は対応に追われた
- 東京都から竹山さんへ抗議文を送付
- TBSは改めて謝罪をした(アナウンサー対応)
ちなみにカンニング竹山さんは、失言直後に訂正をしており、これ以上の謝罪は考えていないそうです。
加えて、東京都の予算や税金の使い道について、自身のウェブ番組「カンニング竹山の土曜The NIGHT」で、掘り下げて討論したいのだとか。
この話は、すぐに一件落着とはいかないようですね。