「どこ見てんのよ!!!!」で、かつてブレイクした青木さやかさん。
今なにしているのかご存知ですか?
貝殻ビキニの写真集を発表し、世間の度肝を抜いたお笑いタレントですが、あるときテレビで見かけない時期がありました。
青木さやかは、干された?
そんな声もありましたが、現在はまた復活しつつあるようです。
亡くなった母との確執を告白した本、「母」も2021年に出版し、話題になりましたね。
パチンコ依存にメンタル系の病気、離婚など青木さやかさんに何があったのでしょうか?
青木さやかのプロフィール・経歴

- 名前: 青木 さやか
- 生年月日: 1973年3月27日(年齢:2021年には48歳)
- 出身: 愛知県
- 家族: 娘(夫とは離婚)
大学を卒業後は、地元の愛知県でフリーアナウンサーとして働き始めた青木さやかさん。
2003年頃から東京での活動も開始し、その後はお笑いタレントとしてブレイクしました。
「どこ見てんのよ!!!!」の決めゼリフや、貝殻ビキニの写真集「Où Voyez-vous?(フランス語で「どこ見てんのよ?」)も話題になりました。
その当時は、テレビで見ない日がなかったほどでしたね。
2007年に34歳で結婚し、2010年に女の子を出産。
青木さやかさんは、育児に専念するためにレギュラー番組「笑っていいとも」などを降板しています。
そして、その頃からバラエティ番組では、めっきり見かけなくなりました。
2012年に離婚を発表。
いろいろあった青木さやかさんですが、ブレイク前から2021年現在まで、様々なことを乗り越えてきたのだそうです。
青木さやかはパチンコ依存症だった!?

青木さやかさんは、かつてパチンコ依存症だった過去があります。
それは、20代で地元でフリーアナウンサーをしていた頃から。
そして30歳前後で上京したときも、パチンコのことばかり考えていたのだとか。
青木)東京に出てきてからも、なかなかパチンコがやめられず、借金がかさんでいった。お願いだからパチンコをやめてくれ、と言っていた、当時の彼氏には「もうやめた」と嘘をつき、バイトに行くと行ってはパチンコに通った。
(中略)
こんなことを繰り返すうちに、彼は部屋から出て行った。
ひとりぼっちになったけど、私にはパチンコ屋さんがあった。そこにいけば名前も知らないパチンコ友達がいたし、何しろ「仕事ない」「彼氏ない」「お金ない」現実を忘れられた。
出典:婦人公論.jp(2020.8.24)
依存症になっているかどうか。
その判断基準はいくつかありますが、ひとつは、「大事なものや生活基盤を失いつつあっても止められないこと」です。
青木さやかさん自身は、「依存症とは思ってなかった」と後に語っていますが、実際には生活を脅かす状態でした。
2021年5月9日放送のバラエティ番組「なりゆき街道旅」に出演した青木さやかさんは、こんなエピソードを明かしています。
「みんなそうだったじゃないですか。勝つかなと思ってやってたんです」と青木。「借金すごいありましたよ、消費者金融もどんどん回りましたし、数百万円とかあったと思います」と苦笑しつつ、「親に返してもらいながら、パチンコをやってましたね。消費者金融のことを銀行って呼んでましたね。そういう時代でしたよね。だから、結婚すればいいやと思ってたから、その人がいなくなっちゃったから」と笑った。
出典:スポニチannex(2021.5.10)
いやいや、笑いごとではないでしょう!
なんて、突っ込んでしまいますが、実際に事態はかなり深刻だったそうです。
当時は性風俗の世界で働くことも考えるほど、借金の返済に追われていた。
青木)「バイトで暮らしていたのに当時結構大きな借金を作っていましたから。30歳になる手前の頃かな、もう体を売るしかないと思って…でも、どの店の求人を見ても年齢的なラインを超えていた。今の自分は人妻系の店でしか働けないって知ったときは世の中ってシビアだなって思い知らされました」
出典:BuzzFeedNews(2020.10.31)
そんな青木さやかさんがパチンコ漬けの日々から抜け出せたのは、「どこ見てんのよ!!!」でのブレイクがきっかけでした。
最初は、多忙な時期でもわずかな空き時間でパチンコに行っていた青木さやかさん。
それでも借金を返済し、結婚・出産・離婚を経て、徐々に回数を減らしていったのだとか。
ただし、現在もパチンコ依存症を克服できたとは考えていないそうです。
青木さんは自らの意思でギャンブルから距離をとったわけではない。だから、あえて「今はギャンブルをやめている」と表現し続ける。
「私はもうギャンブルをやめました!って胸を張って言えるほど立派な人間ではない。いつも自分で自分のことを見張っていないと、とても危ういと思っています。だから、『今はやめている』というのが正しい表現だと思います」
出典:BuzzFeedNews(2020.10.31)
そうなんですね。
「依存症」の状態とは、自分を客観視できていない状況とも言えます。
青木さやかさんが「自分は危ういかも」と思い続けるのは、依存症サバイバーとしても、誇れることではないでしょうか。
青木さやかはメンタルの病気を告白!?
パチンコ依存症もメンタルの病気のひとつですが、それ以外にも、青木さやかさんを苦しめていたのは「パニック症」です。
青木さやかさんは、2021年5月10日に婦人公論で、パニック症で通院していた手記を発表し話題になりました。
青木)おかしいな、フラフラする、息ができない、倒れるかもしれない。
いつ頃からか、そんな日が増えてきた。最初は、体調が悪いのか、生理前だからか、などと思っていたが、ある時、意識がなくなりそうになり、本当に立てなくなって、救急車で運ばれた。
病院に着く頃には「あれ、歩けます、わたし歩けますね」と、なっていた。
出典:婦人公論jp(2021.5.10)
急激に体調が悪くなり、実際に倒れることもあるけれど、病院で検査しても異常はない。
そんな「パニック症(パニック障害)」は、青木さやかさん以外にも、最近耳にする機会が増えています。
パニック症(パニック障害)とは、いったいどんな病気なのでしょうか。
「パニック症」は「不安症」の分類の一つ。
三大症状として、突然理由もなしに強い不安と共に動悸や発汗、手足の震えといった症状が起きる「パニック発作」、またパニック発作が起こるのではないかと恐れる「予期不安」、発作が起こりそうな場所や状況を避ける「回避行動」がある。
うつ症状を併発する場合もあり、外出や仕事など日常生活に支障をきたす。死にそうな苦痛を感じ救急車で搬送されることも多いが、パニック発作で死亡することはない。
出典:DoctorsFile「東京慈恵会医科大学森田療法センター中村敬」(2020.8.3)
いつ発作が起こるかわからない・・・。
青木さやかさんもそんな不安に苦しみ、仕事の選択に悩んだそうですね。
しかし早期の段階で精神科クリニックを受診し、投薬治療を開始。
症状コントロールが成功し、青木さやかさんが服薬を卒業して、もう1年が経つそうです。
青木)きっと、何かの理由でわたしの体はくすりを必要としなくなったのだろう。そういえば親への憎しみはなくなっているし、生きづらさは減っている。そしてわたしは、もう生涯怒らないと決めている。(できるだけ【笑】)
不思議だが、心だけではなく、カラダもラクになってきている。
出典:婦人公論jp(2021.5.10)
ちなみに残ったお薬は、青木さやかさんはお守りとして引き出しにしまってあるそうです。
発症・受診・治療・現在までを網羅した青木さやかさんの手記は、同じ悩みを抱える方へ希望となるのではないでしょうか。
パニック症を発症した芸能人といえば、この方も・・・。
青木さやかが離婚した理由は?

離婚直後、何回も倒れて大変だった・・・。
そう語る青木さやかさん。
パニック症の症状が悪化していたのでしょうか。
では、青木さやかさんが離婚した理由は何だったのでしょう。
青木さやかさんの元旦那さんは、3歳年下のダンサーです。
ある程度の評価を得られたとしても、高収入のダンサーはごく一握りと言われていますが、彼もそうだったのでしょうか。
一方で、青木さやかさんは売れっ子タレントです。
夫婦間の収入差が離婚原因のひとつだったようですね。
青木さやかさんとしては、
せっかく売れたのだから、いい暮らしをしたいし、それを夫婦で共有したい
そう思っていたそうですが、元旦那さんは、堅実に暮らしたいとの方針。
青木さやかさんは、自分で購入したものも「共演者からプレゼント」と説明していたのだとか。
青木さやかさんの「優しい嘘」とも言えますが、やはりそのひずみは広がっていく一方でした。
でも、やっぱり限界がきますよね。しかも当時は、私のほうが稼いでいたから“こっちがたくさんお金を出しているんだから、家のなかのこととか、もっとやっておいてよね”みたいな気持ちもどこかにあったんです。それで元夫の前で、理由も言わずに、ただただ不機嫌になる。
(中略)
だからもう、本当にズレにズレが生じた結果が離婚、ということですかね。結局、本音を出せない部分も多いまま結婚生活を続け、相手は何も言わなくても自分をわかってくれる、甘えさせてくれる、と思ってしまっていたんです。
出典:週刊女性prime(2020.9.2)
そうでしたか。
離婚の理由は、青木さやかさんや元旦那さんが浮気や不倫をしたのではなく、借金や暴力でもない。
お互いがお互いのために「良かれと思って」やっていたことの価値観がすれ違っていたのですね。
青木さやかはキレる芸を封印した理由は?
「どこ見てんのよ!!!」でキレる芸が持ち味だった青木さやかさん。
女子アナウンサーや大物タレント、芸人、世間のあれこれ、いろいろな人にキレてみせて、それが爆笑につながっていました。
いつしかそれをテレビで見かけなくなりましたね。
それについて青木さやかさんは、「後輩がツッコんでくれなくなった」と語っています。
青木:”キレる”というのは、自分が持ってないものを持っている人に対して、自分の中にある気持ちを大げさにデフォルメする感覚なんですが、いつからかキレる理由がなくなったんです。
お金が手に入り、認知度も上がって、家庭も持って、子どももいる。怒る対象もいなくなってしまって。
あるときバラエティ番組で怒ったときに、誰も笑わなかったんです。ご意見いただきました、みたいな空気になってしまって。
出典:笑下村塾(2020.11.1)
確かに、下っ端のタレントならまだしも、成功している芸能人が共演者にキレていては、威圧的に見えることもあるでしょう。
昨今ならパワハラを連想させたりして、何だか笑えません。
他にも、娘さんの気持ちや、ママ友・学校の先生などの評価も気になってしまったと、青木さやかさんは語っていました。
現実として、「どこ見てんのよ!!!」をオファーされることも、今は全然ないのだそうです。
青木さやかはパチンコ依存・パニック症・離婚を乗り越えて、これからは?

一時期はバラエティ番組で見ない日がないほどブレイクした青木さやかさん。
「どこ見てんのよ!!!」がなつかしく思い出されます。
そんな青木さやかさんの現在は、
- パチンコ依存症で多額の借金を抱えたが、今のところはやめている
- パニック症で何度も倒れたが、服薬をやめるまでに回復
- 離婚した原因は、金銭感覚を含めた価値観の違い
- キレ芸は需要がなくなり封印した・・・
最近の青木さやかさんは、ドラマや舞台など女優業にシフトしているそう。
シングルマザーとして育てている娘さんのためにも、素敵な女優さんになれるといいですね。
今後の活躍が楽しみです。