国民的アニメ「ドラえもん」の声優として、長年親しまれてきた大山のぶ代さん。
2024年9月29日に亡くなっていたことが分かりました…。
ドラえもんの初代声優陣としては、現在も存命なのは「しずかちゃん」役の野村道代さんだけです。
一部では、「大山のぶ代さんは亡くなった?いつ?」と数年前から検索されていました。
そして2024年現在、亡くなった時点で大山のぶ代さんは90歳。10月16日の誕生日を目前に逝ってしまいましたね。
そんな大山のぶ代さんが認知症を公表し、表舞台から姿を消したのは2016年頃からのことです。
もちろん、今も大山のぶ代さんは生きています…と言いたいところですが、各社が訃報を報じている現実。ちなみに最期は老人ホームに入所中で、その生活とは?
また「夫の死を知らない・忘れている」とされる状況や最後の仕事は何だったか。
2人の子供や資産についても、大山のぶ代さんの「現在までの姿」まとめです。
【2024年現在】大山のぶ代は亡くなっている
【大山のぶ代の最新プロフィール】
- 名前: 大山 のぶ代(おおやま のぶよ)
- 本名: 山下 羨代(やました のぶよ 旧姓:大山)
- 生年月日: 1933年10月16日(2024年死去)享年90歳
- 出身: 東京都
- 著名な家族: 砂川 啓介(夫:俳優)
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1957年、大山のぶ代さんはドラマ「名犬ラッシー」の吹き替えで声優デビュー。
1979~2005年まで担当したアニメ「ドラえもん」が代表作ですが、一方で女優としても多くのドラマに出演しました。
そんな大山のぶ代さん。
2008年の心筋梗塞と脳梗塞、そして2012年の認知症の診断を経て、2016年頃からは芸能活動を休業。
そして今、「大山のぶ代」と検索していくと、こんなキーワードが表示されます。
「大山のぶ代・死因」、「大山のぶ代はいつ死んだ?」、「故 大山のぶ代」・・・。
とっても不穏な検索ワードですよね。
ただし、2024年9月までは大山のぶ代さんが死去したとの報道はなく、まずはホッとひと安心と思っていたのですが…2024年9月29日に亡くなっていたことが明らかになりました。
ご冥福をお祈りします。
ちなみに大山のぶ代さんが「ドラえもん」役を卒業したのは、2005年のこと。
それから20年近いですが、今でも人気は健在です。
2022年2月、バラエティ番組で放送した世代別の「好きな声優ランキング」では、昭和世代で大山のぶ代さんが1位でした。
大山のぶ代さんは、黒柳徹子さんなど芸能界の大御所にも友人がいっぱい。
2024年の訃報には、多くの友人や声優仲間・後輩から悲痛なメッセージが寄せられていました。
大山のぶ代は2024年に亡くなるまで、認知症で老人ホームに入居中だった
【現在画像:大山のぶ代】
2016年から大山のぶ代さんは老人ホームに入所し、2024年現在もそのまま入居中でした。
2008年に心筋梗塞と脳梗塞で入院した大山のぶ代さんですから、体調が気になるところですが・・・。
規則正しい生活で、調子はとっても良いのだそう。
食欲は旺盛で、定期健診でも不調は見つからなかったと報じられています。
2017年に週刊誌「女性自身」では、老人ホームで過ごす大山のぶ代さんについて、こんな証言もありました。
「ホームではちぎり絵教室や合唱の時間があるのですが、のぶ代さんは仲のよい友人たちと一緒に楽しく取り組んでいるそうです。
彼女は“姉御肌”ですから、あれやこれやとみんなを仕切ってあげるのが上手。いわばリーダー的存在で、いまでは“ホームのジャイアン”になっています(笑)」(知人)
出典:「女性自身」(2017.10.4)
ちなみに大山のぶ代さんがいる老人ホームの場所については、一切公表されていません。
ただし旦那の砂川啓介さんは生前、大山のぶ代さんに会いに頻繁に面会に行っていたそう。
大山のぶ代さんと旦那さんの自宅は、東京都目黒区だったので、老人ホームも東京都内にあるのでしょうね。
【大山のぶ代の親友、黒柳徹子さんについてはコチラ】
大山のぶ代は今は認知症で、ドラえもんも忘れた?
大山のぶ代さんが認知症の診断を受けたのは、2012年のこと。
当初は非公表で、旦那の砂川啓介さんや共通のマネージャー、家政婦などが協力し、自宅介護を受けていました。
ですが2015年、砂川啓介さんがラジオで公表したときには、大山のぶ代さんの認知症の症状はかなり進行していたのです。
長年務めた国民的アニメ「ドラえもん」のことも分からなくなっており「ほら、ドラえもんやってるよと、僕が声をかけても反応はほとんどない。
彼女はもう、自分がドラえもんだったことさえ覚えていないのかもしれない」
出典:砂川啓介,「娘になった妻、のぶ代へ」より
これは、旦那(夫)砂川啓介さんのエッセイ「娘になった妻、のぶ代へ」の一節。
この本には、砂川啓介さんの介護日記も収録され、老々介護の壮絶さが話題になりました。
【大山のぶ代さんの認知症の状況】
- 2分前のことも忘れてしまう
- 旦那やマネージャーなど身近な人しかわからない
- ひとりで入浴できない
- 得意だった料理もできない
- 身体は元気で徘徊がある
- 排泄に失敗して、便が床に落ちているときもあった
- 幻覚もあった
ただ切ないことに、大山のぶ代さんは「自分が認知症だ」と自覚もあった様子。
また症状にはムラが大きく、霧が晴れたように、認知症になる前と同じ状態のときもあったのだとか。
旦那(夫)の砂川啓介さんは、できるだけ長く在宅介護を続けていきたいと語っていたのですが・・・。
2016年4月、病魔が砂川啓介さんを襲いました。
尿管がんの診断を受け、抗がん剤治療で入退院を繰り返すことに。
在宅介護が難しくなり、「砂川啓介さんの治療が落ち着くまで」のつもりで、大山のぶ代さんが老人ホームに入居することになったのでした。
大山のぶ代は、夫の死を知らないまま亡くなった?
「まずは、僕のがんを先に治さないと」
そう語っていた旦那(夫)の砂川啓介さん。
ですが、がん治療を続ける中で脳梗塞も発症し、2017年7月11日に亡くなっています。
それは大山のぶ代さんの認知症を公表してから、2年2か月後のことでした。
大山のぶ代さんは妻として喪主に名を連ねましたが、通夜・葬儀のいずれにも出席せず。
ただ葬儀前に病院で対面しており、その時の様子をマネージャーが明かしています。
「お線香をあげてから棺の前へ連れて行き、砂川さんのお顔を見てもらったら、大山は、
『お父さん』
と、涙ぐみながら言いました。でも次の瞬間には、出口へスタスタ歩き始めていました。
『えっ? ちょっと待って。もう帰るの?』
『帰る』
ふわっと砂川さんのお顔を見て、すうっと出て行ってしまったんです。(略)数分前の出来事は忘れてしまいますから、そのときにはもう忘れていたと思います」
出典:文春オンライン(2017.8.12)「大山のぶ代は夫の死を理解できたのか」
このとき付き添っていたマネージャー、小林明子さんは、大山のぶ代・砂川啓介夫妻とは30年来の関係。
大山のぶ代さんの在宅介護にも関わり、2024年現在も老人ホームに通って、必要な対応を担っているのだとか。
その小林マネージャーは、大山のぶ代さんに旦那の死を伝えるべきか、とても迷ったそう。
結局「亡くなった」とは言えず、「ずっと眠っている、これからもね」と話しています。
それを聞いた大山のぶ代さんは、ひとこと「うん」。
認知症の進行した大山のぶ代さんは、「もう少ししたら会いに来てくれる」と旦那さんを身近に感じながら亡くなったのかもしれませんね。
大山のぶ代の最後の仕事は、ダンガンロンパ!既に認知症だった・・・
2012年に認知症を発症後、マイペースに活動を続けていた大山のぶ代さん。
その最後の仕事となったのは、ゲーム「ダンガンロンパ」シリーズの声優でした。
大山のぶ代さんが演じていたのは、クマの姿のキャラクター「モノクマ」。
2015年発売シリーズまで大山のぶ代さんが担当し、2016年からは声優TARAKOさんに交代しています。
その交代直前、2015年12月の舞台「スーパーダンガンロンパ2~さよなら絶望学園~」では、冒頭と終焉後に大山のぶ代さんのナレーションが流されました。
事前録音の音源ですが、これが大山のぶ代さんの(現時点では)最後のお仕事ですね。
ちなみに2021年には、「ダンガンロンパ」のウェブCMで大山のぶ代さんの声が起用され、ちょっとした話題に・・・。
これは、「ダンガンロンパ」3部作と新作ボードゲームのセットが新発売されるというもの。
新しく収録したものではありませんが、CMでは、大山のぶ代さんのモノクマが復活したのでした。
また代表作「ドラえもん」関連では、大山のぶ代さんが関わった最後の仕事はこちら。
「ドラえもん映画祭2015」の中で、2015年2月14日に開催された出演声優によるトークショーです。
大山のぶ代さんも出席予定でしたが、風邪をこじらせたため断念。
その代わり、自筆のメッセージを寄せています。
それを大山のぶ代さんと共演していた小原乃梨子さん(野比のび太役)が代読し、会場はとっても盛り上がったのでした。
大山のぶ代に子供がいた?今はどうしてる?
老人ホームに入居する直前まで、旦那の砂川啓介さんと夫婦二人暮らしだった大山のぶ代さん。
実はお子さんがいたことをご存知ですか。
大山のぶ代さんの子供は2人。
ですが切ないことに、二人とも既に亡くなっているのです。
長男は死産
大山のぶ代さんは31歳のときに、砂川啓介さんと結婚。
そして翌年には長男を授かりましたが、妊娠7か月で死産となったのでした。
長女は生後3か月で死去
大山のぶ代さんが38歳のときに再び妊娠し、長女を出産しています。
ただ妊娠7か月での早産で、先天的に心臓と肺に病気があり、こちらも生後3か月で亡くなっています。
旦那の砂川啓介さんへのインタビューによると、子供を亡くしたことは、大山のぶ代さんに大きな影響を与えたそうですね。
実はかれこれ40年、僕らは寝室が別なんです。彼女(大山のぶ代)が死産を経験して、いわゆる妊娠恐怖症になり、お互いの身体に触れることがなくなった。
僕が30代のころの話で、結果として、色んな女性と関係を持つことになりました。芸能人にダンサー、そして一般の方もいて、まあ、それも彼女は黙認していたんですよ。
出典:デイリー新潮(2015.5.30)
ですが認知症を発症してからは、大山のぶ代さんからハグを求めるように・・・。
特徴的なドラ声で、ユーモラスなイメージのある大山のぶ代さんですが、その笑顔の裏にあった出来事には、何とも言えない気持ちになります。
大山のぶ代の今の資産は?
子供二人を早くに亡くし、夫にも先立たれた大山のぶ代さん。
ご自身は認知症で、晩年は芸能活動は難しい状況でした。
そうなると不安材料は、お金や資産のことですが・・・。
旦那の砂川啓介さんもそれを心配し、生前から準備をしていました。
僕がある日突然、倒れてポックリ逝ってしまう可能性だってゼロじゃない。万が一、そうなってしまったときのために、僕は本意ではないが、遺言状の作成に着手した。
(中略)相続税のことや、僕の兄弟のことも考慮しなければならないし、何より彼女が生きていくのに困らないよう、財産の管理方法をきちんと整えなければならない。
出典:砂川啓介,「娘になった妻、のぶ代へ 大山のぶ代「認知症」介護日記」(2015)
また老人ホームに入居後も、必要になる手続きや細かな対応については、長年マネージャーだった小林明子さんに依頼。
そう、大山のぶ代さんに「(砂川啓介さんは)ずっと眠っている」と、旦那の死去を伝えたあの人です。
マネージャーの小林さんも、砂川さんの“遺言”を全力で守ると話す。
「砂川さんが6月に入院したとき、私に『すまない、頼むよ』と言ったんです。これからもできる限り彼女を支えていくつもりです」
出典:女性自身(2017.7.27)「大山のぶ代 夫・砂川啓介さん遺した「認知症妻守る涙の遺言」
大山のぶ代さん自身は、声優として一時代を築いた実績があります。
また旦那の砂川啓介さんも、俳優や司会者として幅広く活躍していました。
それなりの資産・預貯金はあるでしょうし、遺言や運用について準備したと砂川啓介さんは語っています。
大山のぶ代さんは、2024年に亡くなるまで経済的には困らなかったはずです。
【まとめ】大山のぶ代は夫の死を知らず認知症だった?亡くなったのは2024年で最期は老人ホームだった…
「ドラえもん」の声優として、今もなお記憶に残り続ける大山のぶ代さん。
認知症を発症し、芸能界は引退状態ですが、現在はどうしているのでしょう。
- 死亡説も検索されており、2024年9月29日に90歳で亡くなった
- 大山のぶ代は老人ホームに入居中
- 認知症が進行し、夫の死を知らない
- 2012年に認知症を発症したが、2015年までは仕事を続けた
- 最後の仕事はゲーム「ダンガンロンパ」のモノクマ役(2015年)
- 子供は2人は早くに亡くし、夫との夜の生活もできなくなった
- 資産の内容は不明だが急逝した夫の砂川啓介さんが遺言状などを整えていた
2024年9月29日に、90歳で亡くなった大山のぶ代さんは91歳。最愛の旦那さんの分まで、楽しく長生きできたと言えそうです。