年末に漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」に、変わった芸人コンビが登場しました。
それは、おいでやすこがのおふたり。
普段はそれぞれピン芸人として活動していますが、M-1グランプリへの出場のために急遽組んだという異色のコンビです。

そんな二人のうち、向かって左側。
ボケ担当のこがけんさん。
Mrオクレに似ていると話題になりましたが、それが私にとってはツボでした。
見ていると、何だかほっとするような、不思議な気分です。
そんなおとぼけフェイスのこがけんさん。
ネタ中に披露される歌声も素敵だし、英語ペラペラというのも意外性があります。
それに、とってもお料理上手なんだそうです!
実家は老舗の居酒屋
こがけんさんは、福岡県久留米市の出身で41歳。
既婚でお子さんが二人いるパパです。
そして実家は、なんと!
大正8年創業の大衆居酒屋「古賀久」なのです。
大正8年と言えば、アンパンマンの作者「やなせたかし」さんが生まれた年です。
そう思うとそんなに昔じゃない?
いやいや、もう100年以上前ですね。
「古賀久」は地元で愛されている居酒屋で、壁いっぱいに貼られたメニューを見ながら、
昼から一杯やるのも良いんだよね!なんて、評判です。
一部の総菜おつまみメニューは、ガラスケースから、セルフサービスでお客さんが自分で取っていきます。
これも、創業当時は斬新なやり方で、けっこうな話題になったのだとか。
子どもの頃から、プロの作った料理を日常的に食べていて、舌の感覚が養われていったのでしょうか。
お母さんも、「いつかお店をついでほしい」と望まれたそうです。
そんな背景があったからでしょうか。
こがけんさんは、大学卒業後にNSC東京校を経て、芸人デビューするも、数か月後には挫折。
それから板前修業を始めています。
そのままずっと、29歳のときに元相方と再度コンビを組むまで、東京下北沢の創作和食店で板前仕事を続けていたのでした。
ブレイク前から、料理の腕は有名!?
お笑いで本格的にブレイクしたのは、「M-1グランプリ2020」準優勝を勝ち取って以降です。
でもそれより以前から、
こがけんは、料理がうまい
そんな評判があったのです。
振り返れば、メディアにもぽつぽつと登場していました。
2010年6月放送の「やりすぎコージー」では、「芸人軍団お抱えシェフ 手料理うまい王決定戦!」でフランス料理を披露。
鶏のガランティーヌと緑のグラタンを作りました。
丸鶏をさばく手先も鮮やかで、味も美味しい。
キミは、センスがある!
審査員をしていた黒田廣昭氏(なだ万スーパーダイニングジパング赤坂店料理長:当時)から、大絶賛されています。
あれ?
実家は大衆居酒屋で、本人は元板前では?
そして2011年12月に放送された「ぷっ」すまでは、こがけんさんはポテトサラダを作り、やはり大好評でした。。
それも、桜えびや塩コンブなどを混ぜ込んだ個性的な「ポテトサラダ」。
居酒屋にあれば、思わず頼んでしまいそうな創作料理です。
その他に、豚のアバラ肉を7時間煮込んだ焼きソーキのバルサミコソースなども用意していました。
やはり和食とか、板前とは路線が違うような気がしますが、そんなことはどうでもいいです。
ホント、美味しそうですね~。
それで十分です!
お笑いだけでなく、料理の仕事も!?
歌ネタも面白いし、漫才も悪くない。
「M-1グランプリ2020」準優勝ですから、2021年は当分忙しい日々が続くでしょう。
そしてそれがひと段落したら、
きっと料理の仕事が来るはず!
美味しい料理は、作っている最中も、見ていて飽きません。
料理番組や、バラエティーの料理コーナー・・・
上沼恵美子さんの「おしゃべりクッキング」への出演なんてどうでしょう。
これからの活躍も楽しみです。