「いらすとや」が終了する!?
2021年が始まったばかりの1月末、衝撃的な話題がネット上に流れました。
実際にはそれは誤解で、毎日更新していたものが、不定期の更新に変わるとのことです。
毎日更新されていたんですね。
私自身もよくお世話になりますが、全然知りませんでした。
そしてもうひとつ驚いたのが、イラストレーターおひとりで運営されていたことなのです!
いらすとやとは?
いらすとやとは、無料のイラスト素材を提供するウェブサイトです。
開設は2012年ですから、もう10年近い歴史があるのですね。
イラスト数は既に2万点を超え、「ないものは無い」と評されるほどです。
ほのぼのとしたテイストながら、社会を風刺するような作品やマニアックなシチュエーション・職業など、検索しているとつい時間を忘れるほどです。
あちこちで使われている「いらすとや」
いらすとやのイラストは、原則として、誰でも無償で使用できます。
個人・法人・商用・非商用を問わず、門戸は広く開放されているのです。
※著作権は放棄せず、商用での大量使用は、有料となります。
今では、テレビ番組のフリップから、官公庁の資料やウェブサイトまで、それこそ見かけない日はないほどです。
医療系のイラストも多く、私もずいぶんお世話になりました。
なにしろ、医療処置や医療者の職業別の画像もあるのです。
がん患者をサポートする資料作りなど、とっても重宝しました。
そうそう、いらすとやのイラストを使った大喜利も、Twitterなどで時々話題になりますよね。
こちらは、「シャボン玉の歌」でしょうか。
いらすとやは、クリエイターを殺す!?
いらすとやのイラストがどんどん増え、各所で使用されるにつれて、
イラストレーターの仕事を奪っている
こんな批判も生まれました。
一方で、
いらすとやが競合するのは、「ちょっと絵がうまい人の無償労働」。
あるいは腕のないイラスト作成者。
評価されたイラストレーターではない。
こんな意見もありました。
確かに、「いらすとや」が無かった頃も、商用フリーのイラストを探して使っていましたね。
職場で必要な資料作りに、わざわざイラストを購入したことはなかったです。
たったひとりで、イラストを作っている
「いらすとや」の膨大なイラストは、実はみふねたかしさんがたったひとりで作成しているのです。
みふねたかしさんは、本職がイラストレーター。
「いらすとや」の作品クォリティの高さは、折り紙付きだったのですね。
そしてサイトを開設して以来、2012年からほぼ毎日更新されているのですから、驚きました。
継続は力なり。
これを実証したかのような話です。
ただ、2021年2月からは、不定期更新に変わります。
作者のみふねさんによると、本業が多忙になったからとのことでした。
不定期に変わる直前、1月29日に放映された情報番組では、みふねさん本人からのコメントを伝えていました。


ネットの反応は!?
ネット上では、「今までありがとう!」や「これからもよろしく」と言った書き込みが多く見られました。
「いらすとや」は、まだまだ続く
今後は不定期更新とのことですが、いらすとやは今も健在です。
無償で使用できる状態も、当分は変わらないようです。
(商用での大量使用など、有料になる場合はあり)
ありがたいな~と感謝しつつ、新作のイラストも楽しみです!