2021年東京五輪の陸上「男子400メートルリレー」、日本代表に選ばれたデーデー・ブルーノ選手。
彼は、いったい何者なのでしょうか。
アジア人離れした筋肉に、ホリの深い顔立ち。
同じく陸上選手のサニブラウン選手みたいな風貌ですよね。
デーデー・ブルーノ選手の父は、ナイジェリア出身。
きっと運動神経が抜群で、デーデー・ブルーノ選手もそれを受け継いだのかと思いきや、事実は意外なものでした。
またデーデー・ブルーノさん自身も、たくましい外見の一方で、シャイな性格とかわいらしい趣味の持ち主だったのです。
デーデー・ブルーノ選手は一般人であり、Wikipediaの専用ページは開設されたばかりです(2021年7月現在)。
そこで一足早く、ウィキ的プロフィール・経歴をまとめました。
デーデー・ブルーノのwiki的プロフィールと経歴
デーデー・ブルーノのwiki的プロフィール

- 名前: デーデー・ブルーノ(デーデーが名字で、ブルーノが名前)
- 生年月日: 1990年10月7日(2021年現在は22歳へ)
- 両親・家族: 父(ナイジェリア人)、母(日本人)、兄
- 出身: 長野県松本市
- 高校: 創造学園高等学校(松本国際高等学校)
- 大学: 東海大学体育学部(2021年現在は在学中)
- 身長: 177㎝
- 体重: 77㎏
- 自己ベストタイム: 100m(10秒19)、200m(20秒63)
※体重・自己ベストタイムは、2021年7月5日時点までの情報
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後述しますが、デーデー・ブルーノさんが陸上競技を始めたのは、高校2年生のときです。
競技生活5年ほどでつかみ取った「オリンピック代表」なのです。
ナイジェリア人のお父さんも、さぞ運動神経が抜群で、デーデー・ブルーノさんも影響を受けたと思いますでしょう。
それが・・・、そうでもないようなのです。
デーデー・ブルーノの父(ナイジェリア人)は運動音痴!

2021年7月3日放送の情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」で、デーデー・ブルーノさんのご両親が取材を受けています。
そのときに、デーデー・ブルーノ選手の両親からこんな話がありました。
父: 私は、足はすごく速かったよ!
母: いや、速くない!速いわけない。
すごく遅いから!女みたいな走り方するじゃない(笑)。
(夫は)スポーツできそうなんだけど、珍しいくらいできないです・・・。
出典:「新・情報7daysニュースキャスター」2021.7.3放送
あら、まあ。
確かに父のデーデー・ピーターさんは、典型的な黒人男性の風貌で、いかにも運動が出来そうに見えますけどね。
ちなみに、お母さんもスポーツ経験はないのだそうです。
とは言え、デーデー・ブルーノさんは筋骨隆々で、アジア人離れしたすごい筋肉です。
これ自体は、きっとナイジェリア人のお父さんから受け継がれていることでしょうね。
デーデー・ブルーノの父や母の仕事は?
デーデー・ブルーノさんの父の国籍はナイジェリア人。
大都会の東京や大阪ではなく、ご両親は長野県で暮らしています。
情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」の取材では、お父さんの日本語は、とっても上手でした。
そうなると気になるのは、デーデー・ブルーノさんの両親、特にお父さんのお仕事です。
デーデー・ブルーノさんは、日本で生まれの日本育ちですから、ご両親は20年以上も日本に住んでいますしね。
調べてみましたが、デーデー・ブルーノさんのご両親の職業は公表されていません。
一般人ですから、明らかにする必要性もないのでしょう。

ただ、メディアで取材されている様子を見る限りは、しっかりした住み良さそうな実家です。
VTR映像を見る限りでは、戸建てでしたね。
デーデー・ブルーノさんのお父さん(あるいはお母さんも)は、安定した仕事に就いているのでしょう。
デーデー・ブルーノの趣味はお菓子作り
さて、情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」の取材では、もうひとつ、デーデー・ブルーノ選手の素顔が紹介されました。
それは、趣味の「ケーキ作り」です。

元々料理が好きで、高校時代にハンバーグ屋でアルバイトをしていたデーデー・ブルーノさん。
当時も現在も、お菓子作りが大好きなんだとか。
お菓子作りというと、キラキラして女子力が高いイメージが先行します。
でも実は、正確さや計画性が求められる高度な作業なのです。
適当に泡立てた卵白や、目分量で計った小麦粉で、ケーキが膨らまなかった・・・。
そんな経験は、お菓子作りでの「あるある」ですからね。
デーデー・ブルーノ選手が挑戦する短距離種目は、短い時間のなかでの体力配分やフォームの選択など、綿密な計算が重要です。
ナイジェリア人の父から受け継いだ体格も重要でしょう。
ただお菓子作りでも発揮される作業能力も、デーデー・ブルーノ選手の快挙を後押ししているのではないでしょうか。
デーデー・ブルーノの経歴
元々はサッカー部だったデーデー・ブルーノ

2021年東京五輪の代表に選ばれ、時の人となったデーデー・ブルーノ選手。
これほどまでに話題になった理由の一つは、これです。
陸上経験は5年程度なのに、オリンピック代表へ
実は、デーデー・ブルーノ選手は、高校1年生まではサッカー部に所属していたのです。

2歳年上の兄の影響で、小学校2年生からサッカーを始めたデーデー・ブルーノさん。
高校入学後もサッカー部に入部しますが、1年生の秋で退部してしまいます。
「肉弾戦やポジション争いがつらかった」
「技術も追いつかない・・・」
そう、デーデー・ブルーノさんは、地元紙の取材などに応えています。
デーデー・ブルーノさんが在学した創造学園高等学校(現:松本国際高)は、当時もサッカーの強豪校です。
元々シャイな性格で、自己主張が苦手だったこともあり、集団スポーツの世界では辛いことも多かったのだそうですね。
友人の誘いで陸上部へ入部したデーデー・ブルーノ
サッカー部を辞めて、アルバイトを始めたデーデー・ブルーノさん。
しかし友人の誘いで、陸上部に入部します。
そしてその年は、リオデジャネイロ五輪が開催された2016年。
男子400mリレーの決勝には、日本チームにケンブリッジ飛鳥選手の姿がありました。
それが転機だったそうです。
お父さんは運動オンチだそうですが、実は元々「足が速かった」デーデー・ブルーノさん。
オリンピックで、ケンブリッジ飛鳥選手が銀メダルを獲得する様子に影響を受けたと、取材に答えています。
男子400メートルリレーの日本チーム(山県、飯塚翔太、桐生、ケンブリッジ飛鳥)は華麗なパスワークでバトンをつなぎ、銀メダルを獲得。友達と大興奮で感動した。
「格好いいなと思った。中でもケンブリッジ選手は父親が海外の出身で自分と同じ。自分も、もしかしたら五輪に出られる可能性があるんじゃないかと勇気をもらいました」
出典:時事ドットコムニュース(2021.7.3)
その後、デーデー・ブルーノ選手は、全国高校総体の男子100mで5位に入賞。
それは陸上部に入部し、わずか1年後の2017年のことでした。
そして陸上競技の名門である東海大学に入学。
いくつかの大会で好成績を残し、今回、東京五輪への出場切符を勝ち取ったのでした。
デーデー・ブルーノの意外なwikiプロフ!運動オンチの父や趣味のケーキ作りまでまとめ!

彗星のように現れて、2021東京五輪の男子400mリレーの代表に内定したデーデー・ブルーノさん。
いったい何者なんだろう?と話題になりました。
- デーデー・ブルーノさんの父の国籍はナイジェリア人
- 「運動できそう」と見られがちだが実際はサッパリの父
- 両親の仕事は公表されていないが暮らしぶりは安定している様子
- そしてデーデー・ブルーノさんの趣味はケーキ作り・・・
筋骨隆々でアジア人離れした体格のデーデー・ブルーノさんですが、性格はシャイで人見知り。
集団スポーツのサッカーは馴染めず、個人競技の陸上に挑戦したところ、頭角を現したそうです。
2021年東京オリンピックの活躍がとっても楽しみです。